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週末で、約1ヶ月間の長きにわたって試用してきましたフジフィルムの高級コンパクトデジタルカメラFinePix F550EXRを返却しました。

そして、最終的な判断ですが、高級コンパクトとしては、及第点だと思います。
ただし、その撮影結果には、綺麗に良く撮れていますが、記録写真用途に適していて、
アートな面白さに欠けていては、無機質な画質の良さに、返って、コンデジ臭さを感じてしまいました。

このF550EXRで撮っていると、Z900EXRに比べての撮りやすさを強調したと思います。
ただ、逆に、Z900EXRの方が、コンデジらしくて、記録的な撮る楽しみがあった気がします。

難しいトコロですね。
さっと出して、パッと撮る。
それが簡単なのがコンデジです。
その上、機能や、画質に拘るのが高級コンデジの役目だと思います。

FinePix F550EXRは、機能の点では、申し分ないです。
特に、進化したi-フラッシュ機能は、フジフィルムのコンパクトの使いやすいフラッシュを実現した頂点にあります。微妙な光加減による自動調光したフラッシュは、市場で最高性能な気がします。
多分、そこまでの自動調光を必要としない一眼レフカメラでも実現していない領域だと思われます。
内蔵ズームとはいえ、レンズ交換しない固定レンズ方式での自動調光だからこそ、実現している気がします。

FinePix F550EXRの今一歩な点や評価点を列挙してみます。
○Z900EXRに比較して、筐体が大きい。←高級コンパクトとしては、許容範囲。XZ-1よりも大分小さい。
○レンズが暗い。開放時F3.5(広角側)〜F5.3(望遠側)
○広角24mm相当は、広角好きを除くと、使い難い。←標準距離50mm相当では、かなりF値が暗くなる。
○逆に、光学15倍ズームは便利。←しかし、手振れ補正が追いついていません。
○15倍ズーム側は、とにかく、手振れが大変。
○絞りの変更が3段階ステップ式は使いにくい。←実質、絞り優先は有り得ない。
 F3.5/F7.1/F10(広角)、F5.3/F10/F16(望遠)、NDフィルター併用
○最短撮影距離が長い。←マクロの広角側の時以外は、寄れない。
 標準  [広角]約45cm~∞  [望遠]約2.5m~∞
 マクロ [広角]約5cm~3.0m [望遠]約1.2m~3.0m
 とにかく、思った以上に、近寄って撮れません。
 また、EXRモードで、自動マクロ切り替えも、かなり極端に寄ったりしないと切り替わらなかったりします。
○マクロの自動切り替えを、もっと俊敏にして欲しいです。
○広角24mm相当~望遠360mm相当の15倍ズームのズーム位置=焦点距離が判らない点が困ります。
 現在の実焦点距離(35mm換算でも良いです)を何mmと表示して欲しいです。
○1600万画素のせいでもないですが、夜景に弱い。←逆に、連写合成は使えます。
○思った以上に、AFが早くて、正確です。←これからも、進化して欲しいです。
○期待のGPSは、一応付いているという範疇です。←常用するには、電池の問題や、位置検出頻度に難あり。
○ダイナミックレンジ優先EXRは、あまり極端な性能差が現れません。
 ダイナミックレンジ優先にしていなくても、Pモードの400%拡大くらいで十分です。
○ 高解像度優先EXRの1600万画素は、さすがに、コンデジ画質です。
 レンズ性能が追いついていない気がします。
○RAW現像に対応する点は、良いのですが、JPEGよりも高画質とは言えない点が残念です。
 全ての性能は、カメラ内現像でのJPEG出力でこそ活かされている気がします。
 今後は、撮像素子のさらなる改善で、1600万画素の画質向上を目指して欲しいです。

と、思った以上に、辛口の評価となっています。
それは、使い易さ、撮りやすさからの反動からきています。
これだけ、使いやすい・撮りやすいFinePix F550EXRであるからこそ、高級コンデジであるからこそ、
撮ってみて、綺麗に写っている以上の期待があります。

その点を考慮して、また、Pentaxやオリンパスに代表されるデジタルフィルターを搭載して遊び心をもって欲しいかなと思います。

お借りしたみんぽすさんや、フジフィルムさんには、立て続けに、Finrpix Z900EXR、そして、FinePix F550EXRと試すことが出来て感謝しています。

というところで、結構、毎日持って歩いて、記録写真として、撮りまくっていました。

機材は、もちろん、FinePix F550EXRです。
1)手持ちで、月を撮る。露出補正をー2しています。6月15日撮影
2)普通の露出だと、月はこんなに明るく撮れてしまいます。
6月23日のお昼時のヴィータイタリア(汐留イタリア街)での撮影です。
3)ヴィータイタリアの入り口にて。
4)広場を歩く。
5)ヴィータイタリア街の広場をみて。
6)プランターの花たち。
7)道行く人をみて。
6月24
日のお昼時のヴィータイタリア(汐留イタリア街)での撮影です。
Trattoria CIAO Tokyo/トラットリア チャオ トウキョウさんでのランチから。
8)
9)サラダバーからとってきたプレート。
10)この日の肉料理は、鶏肉のチーズ包む焼きでしょうか?
11)なすのが光りますね。
12)明るい窓と、トマトの赤と。
13)窓の上部は、開いて、オープン状態でした。節電で、外の風をとりいれているようです。
14)CIAO Tokyoさんの入り口で。
15)外でも食べられます。