少し、前後しますが、10月3日の月曜日、浜離宮恩賜庭園に撮影に行った続きです。
日本では、よく弔い合戦という言葉があります。
また、選挙などで、一方の陣営に直前に亡くなった方がでると、後継者の圧勝があったりします。
判官びいきというのもあるのでしょうが、
意外に、洋の東西を問わずに、偉大なヒトが亡くなった事が、平凡だったかもしれない製品を、
かけがえのない品物に変えてしまう事が起きているかもしれません。
Apple iPhone 4S発表直後、中身の改善ではなく、外側のデザインが変わっていない事、
LTE(次世代通信技術、ドコモのLTEサービス「Xi」(クロッシィ)など)の未採用や、
NFC(NFC (Near Field Communication) は国際的なお財布携帯型サービス用技術)の非搭載
などから、酷評されていました。
きっと、こんなに代わり映えしなければ、売れないだろう、という推測だらけでした。
しかし、結果的に、iPhone 4Sの予約状況は、過去最高になっているようです。
一つには、普通に売れる事。
そろそろ、過去のiPhone 3G/3GSを普通に2年以上使用している方々の購入時期に来ている事。
また、どんな革新がなくても、中身の進化は、十分な事。(過去最大のハード進化かもしれません)
もう一つには、iPhone 4Sが、iPhone for Steveと言われている事(公式には否定されています)
さらには、偉大な創業者が、直接見守ったであろう最後の作品=遺作と思われだした事です。
伝え聞くところでは、
スティーブ・ジョブズ氏は「iPhone 4S」の発表イベントを自宅のベッドの上から、
特別なプライベートビデオストリーミングで見ていたそうです。
行く末を安心して亡くなっていったのかもしれません。
また、少なくとも、今後4年間の詳細な製品計画を残していったという話も聞こえてきました。
なんとなく、思い起こすのは、
アイザック・アシモフ(Isaac Asimov, 1920年1月2日–1992年4月6日)氏の著名なSF作品シリーズ、
ファウンデーションシリーズの天才数学者ハリ・セルダンの残したハリーセルダン計画です。
それは、天才的な才能で、凋落していく銀河帝国の文明復興の加速の為、その礎であり、骨子として、
銀河文明の最新/最良にして最大の図書館を作成するという名目で、百科辞典編纂行い、
銀河帝国崩壊後、離散する文明の資料/文献/技術を集める事で、銀河文明の復興を加速度的に早めようとするプランです。
(日本では創元推理文庫から発刊されたときの題名『銀河帝国の興亡』や、早川書房から発刊されたときの題名『銀河帝国興亡史』の名称でも知られています。)
その骨子となる第一ファウンデーション(ターミナス)において、予測されたセルダン危機前後に、
その時点でのターミナス市長が訪れる時間霊廟(セルダン霊廟)において、
ハリ・セルダンのホログラフ映像が出現し、心理歴史学によって予測されていた現状の解説を行って、
セルダン計画の危機を救い、計画からのズレを吸収させる訳です。
そして、思い浮かべる妄想。
Steve亡き後のAppleには、Steveプランが用意されている。
地球文明を、宇宙進出クラスにするまでの100年計画が予定されている。
そのためには、Apple自身の改革と発展が必要であるのと同時に、
地球市民すべての発展が不可欠である。
非常に困難な危機が訪れるとき、Appleの歴代CEOは、スペースシップ型(宇宙船形状)の
新社屋の秘密の部屋(Steveの部屋とも、Steve霊廟とも呼ばれている)を訪れる。
そこでは、Steve Jobsのホログラフ映像が出現し、Appleと地球の危機を救う方法を解説する。
そのプレゼンテーション(暗示ともいう?)の効果は凄まじく、なぜか、危機を脱したAppleは、
さらなある発展を遂げていく。
Computer会社から出発したAppleは、次第に、地球規模の産業へ、さらには、宇宙産業の中核となっていく。
宇宙時代、Appleの一部門Apple Spacecraft社には、第2のSteveと称される青年の噂がされていた・・・。
ファウンデーション(小説)のあらずじを、Wikipediaから引用。
「数学者ハリ・セルダンは、膨大な集団の行動を予測する心理歴史学を作りあげ発展させることで、
銀河帝国が近いうちに崩壊することを予言する。セルダンは、帝国崩壊後に3万年続くはずの暗黒時代を、
あらゆる知識を保存することで千年に縮めようとし、知識の集大成となる銀河百科事典
(Encyclopedia Galactica)を編纂するグループ「ファウンデーション」をつくった。
しかし、帝国崩壊を公言し平和を乱したという罪で裁判にかけられ、
グループは銀河系辺縁部にある資源の乏しい無人惑星ターミナスへ追放される事になった。
病で死期を覚っていたセルダンは、己の仕事が終わったことを確信した。
50年後、惑星ターミナス近隣のアナクレオン星区が帝国からの独立を宣言する。
ファウンデーションの自治が危うくなったその時、時間霊廟内でセルダンのホログラフ動画が出現。
その場に詰めかけた理事会の面々や市長に向かって、銀河の反対の端(星界の果て)にある
もう一つのファウンデーションの存在と、ファウンデーションの真の目的を喋りだした。
最初の危機を乗り切ったファウンデーションは、保持している高度な科学力を使い、
擬似宗教的手段を用いて、続いて貿易を用いて徐々に勢力を伸ばしたが、悪評も増やしていた。
そんな中、コレル共和国内にてファウンデーションの宇宙船が行方不明になる事件が続き、
貿易商人のホバー・マロウが偵察に送り込まれる。
実態を知ったマロウはファウンデーションの実権を握り、宣戦布告したコレル共和国に対して
思いも寄らぬ方法で反抗する。」
新銀河帝国三部作
さて、10月3日のお昼休みに、浜離宮恩賜庭園へ行ってきた続きです。
昼休みの時間も残り少なくなったので、帰り始めました。
その最後に、青空に映える松の木を見ていました。
また、浜離宮を取り囲む汐留川との堀に、差し込む光と陰に魅了されました。
そして、夕方、まっすぐ帰らずに、汐留の夕闇の中を散歩しながら、見て回りました。
まずは、会社近くにある都会の中の竹林です。
不思議な光景ですが、海岸通沿いの沿道と遊歩道との間に、数メートルに渡って竹林ができています。
ただ、これといって、竹林越しに見える光景はないのですが。
遊歩道をあるいて行くと、あるビルの自転車置き場です。
夕闇の中、赤い反射鏡が光っていると、丸い赤い光だけが移動していくかのようです。
機材は、Canon EOS 5D Mark II+Sigma 50mm F1.4レンズです。
1)浜離宮での最後の一枚。青空と松と。
露出時間: 1 / 1000
F ナンバー: 4
露出補正値: -1.333
ISO スピードレート: 100
2)浜離宮脇を流れる汐留川から、堀を見て。
露出時間: 1 / 100
F ナンバー: 4
露出補正値: -1
ISO スピードレート: 100
ここから、夜の汐留。
3)都会の中の竹林。
露出時間: 83 / 497
F ナンバー: 4
露出補正値: -1.333
ISO スピードレート: 6400
4)夜の竹林。その2
露出時間: 1
F ナンバー: 4
露出補正値: 0
ISO スピードレート: 3200
5)竹林の下に。
露出時間: 1 / 8
F ナンバー: 1.4
露出補正値: 0
ISO スピードレート: 3200
6)夜空に見上げた竹の葉
露出時間: 1 / 8
F ナンバー: 1.4
露出補正値: 0
ISO スピードレート: 3200
7)竹林横の遊歩道。
露出時間: 1 / 8
F ナンバー: 2.8
露出補正値: 0
ISO スピードレート: 3200
8)生け垣の葉と、玉ボケ。
露出時間: 1 / 25
F ナンバー: 2.8
露出補正値: -1
ISO スピードレート: 3200
9)宙に浮く生け垣。
露出時間: 1 / 40
F ナンバー: 2.8
露出補正値: -1
ISO スピードレート: 3200
10)暗がりを走る明り。
露出時間: 1 / 40
F ナンバー: 1.4
露出補正値: -0.333
ISO スピードレート: 1250
11)街路樹と陰と
露出時間: 1 / 50
F ナンバー: 1.4
露出補正値: -0.333
ISO スピードレート: 2000
12)赤い灯。
露出時間: 1 / 40
F ナンバー: 1.4
露出補正値: -0.333
ISO スピードレート: 400
13)現実との狭間
露出補正値: 0
露出時間: 1 / 40
F ナンバー: 1.4
ISO スピードレート: 400