13790-1901-230129
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みんぽすさんからお借りしたVANGUARDの三脚のレポートです。
バンガードというあまり耳慣れないメーカーさんですが、フォトおよびビデオ関連のアクセサリーを手がけて20年以上という老舗メーカーさんです。
半年前ですが、デジカメWatchさんにも、この商品が紹介されています。
バンガード「Alta Pro 263 AGH」
~ユニークな“ピストルグリップ雲台”が付属する三脚セット

この時に、ピストル型の雲代GH-100に興味を持たれた方も多いのではないかと思います。

みんぽすさんからお借りしたのは、まさに、紹介されていたこの組合せの製品です。
VANGUARD(株式会社ガードフォースジャパン)
Alta Pro 263 AGH(三脚Alta Pro263AT+雲台ピストルグリップヘッドGH-100)
VANGUARDさんの製品情報は下記のURLです。
http://www.vanguardworld.jp/index.php/pv/products/detail-1-4-15-646.html

アルミ製のしっかりした三脚のAlta Pro 263 ATと、ピストル型雲台のGH-100を組み合わせで、
標準価格は4万4,000円程ですが、実売は、2011年7月現在で、2万円強〜3万円未満程度です。

製品情報から、この三脚の特長を紹介させて頂きますと、
「Alta Pro263ATは幅広いアングル設定と安定性を兼ね備えたプロフェッショナル向け三脚です。
 マルチアングルセンターコラム(MACC)システムにより、
  センターコラムを0°(真下)から180°(標準位置)まで自在に調整することができます。
  それにより、マクロ撮影や広角撮影などが簡単に行えます。

 インスタントスイベルストップロック(ISSL)システムにより、
  センターコラムをワンタッチで固定することができ、
  三脚の安定性を保ったまま簡単にセンターコラムの角度調整ができます。

 GH-100はユニークなピストルグリップを採用し、
  「握る・回す・放す」の3つの動作でアングルを調整できるGPRシステムによって、
  片手でのカメラアングルの設定が可能になります。

 2つの機能を組み合わせることで、斬新なカメラアングル設定を瞬時に行うことができます。
 
 
●MACC(マルチアングル・センターコラム)システム:
 センターコラムの角度を0°から180°の間で調整することができ、撮影角度の範囲が広がります。

●アルミニウム製
●25°、50°、80°の3段階に調整可能な脚
●「握る・回す・放す」の3つの動作でアングルを調整できるGPRシステム
●フリクションコントロールにより機材を保持しながらのアングルの微調整が可能。
となります。

三脚のAlta Pro 263 ATは、最伸高1,730mm、伸高1,425mm、縮長715mmの3段三脚。耐荷重は7kg
ピストル型雲台のGH-100は、耐荷重は6kg
両者を併せての重量は、2.65kgとなります。
アルミ式ですが、高級三脚としては、まあまあの重さかと思います。

ベランダで、三脚のブツ撮りをしてみました。
詳しくは、写真をご覧下さい。

使用例としては、
6月19日の豊島園でのライトアップされて夜の紫陽『あじさいナイト』と、
6月26日の赤松植物園でのFotoPus 花コミュのオフ会で使用してみました。
特に、ガッシリして安定感のある三脚なので、夜景など、長時間露光の撮影には、安心して使えます。

この植物園での撮影は、殆どのシーンで、今回の三脚「Alta Pro 263 AGH」を使用してみました。
○「赤塚植物園の写真から5枚をRAW現像してみて。」その3
○「赤塚植物園 万葉・薬用園で見かけた花、野花や野草の撮影」その2
○「FotoPus花コミュの赤塚植物園オフ会で、赤松植物園で、花、野花や野草などを撮影」その1

○「夜の豊島園。あじさいナイトに行ってきました。夜にしか撮れない一枚が撮れれば、満足です。

特に、長時間掛けて、いろいろ試しながら撮影したハスの花のシーンでは、どっしりとして微動だにしない三脚「Alta Pro 263 AGH」に非常に助けられました。
但し、ピストル型雲台のGH-100は、非常に使いやすいですが、ちょっと握力がいります。

使用してみての感想は、アルミ式の重量で問題なければ、非常に良い製品で、お奨めできます。

お値段も、実売では、この内容であれば、非常にお買い得です。
カーボン三脚であれば、もっと軽い分けですが、こちらの「Alta Pro 263 AGHの方が、お財布には優しいです。

バリバリ使うメイン三脚として、あるいは、いざという時のカーボン三脚の予備に、如何でしょうか?

<<追記>>
肝心な機能を一つ書き忘れていました。
ローアングルでのマクロ撮影や、上からの俯瞰撮影に便利なセンターコラムの角度を180度まで変えられるMACC(マルチアングルセンターコラムシステム)機能がついています。

2)の外箱の図をみて頂くと判りやすいですが、
センターパイプが、ロック一つで三脚中央部から外れて、
同じくロック一つで外れたアングル部分から先が斜めに傾けられます。

そして、そのセンターパイプが、スライドすることで、
斜め下への花などへできるだけ寄ってのマクロ撮影や、
斜め上からの俯瞰した撮影などができます。

この機能の撮影をしていなかったので、返却前に撮っておきますので、後ほど、その写真を差し込みするつもりです。

機材は、Olympus E-5+ED50mm F2.0 Macroレンズです。
1)かなり大きな箱に入っています。
2)箱には、三脚の使い方が、写真と図入りで紹介されています。
3)太い三脚には、高級三脚の定番ですがアシの上部にスポンジが覆われています。
4)三脚の上部。雲台との接続部分は、珍しい円形です。
5)珍しいピストル型雲台のピストルグリップヘッドGH-100
6)パノラマロックスイッチ
7)フリクションコントロールスイッチ。ピストル型ヘッドの動き具合が調節できます。
8)縦撮り向けに、完全に90度傾けて利用することも出来ます。
 その時に、ピストル型ヘッド部分だけは、縦にして使用するコトも可能です。
9)水準器その1。
10)珍しい円形のクイックシュー
11)クイックシューの取り付け部にも、水準器その2が。
12)脚の先端に金属製スパイク(石突 いしづき)も、しっかりした大型のモノです。
 もちろん、先端だけ回転して高さの微調整ができます。
13)レバーロック方式の脚ロックです。とはいけ、大型のレバーなので、かなりしっかりしています。
14)クイックシューがついた状態でのエレベーター部を伸ばして。
15)洒落たキャリングバッグも付いてきます。
6月26日の赤松植物園でのFotoPus 花コミュのオフ会で使用してみました。
16)アシを伸ばさない状態で。
17)
18)アシを3段とも伸ばした状態で。
19)エレベーターを最大に伸ばした状態で。
 これだけしっかりしたパイプですので、エレベータも積極的に利用しても良いと思います。

三脚「Alta Pro 263 AGH」を使用しての作例。
6月19日の豊島園でのライトアップされて夜の紫陽『あじさいナイト』での撮影から。
20)絞りF22、露光時間22秒
21)絞りF22、露光時間10秒
22)絞りF22、露光時間13秒
23)絞りF22、露光時間30秒
24)絞りF2、露光時間1/20秒
こちらは、6月26日の赤松植物園での撮影からです。
25)小さな蓮の花。アートフィルターのドラマチックトーンを、補正しています。
26)池の葉っぱ達。
27)浅沙 (アサザ)の瑞々しさ。