いよいよ3月も残すところ、今日明日となりました。

そして、3月のカメラ新製品ラッシュのトリを飾るOlympus OM-D E-M5が明日発売となります。

2月のカメラショー(CP+2012)会場においても、NIKON D800/D800Eや、富士フイルムのX-PRO1とともに、会場の人気をさらう話題の新製品でした。

発表とともに、予約販売開始となりましたが、
今や、今から頼むと5月ゴールデンウィーク明けになるとか、
社員向け販売を後回しにするとか、展示品の確保もままならないなどという
話も入ってくるほどの大人気ということです。

単純なスペックでは、
携帯カメラでさえ、1200万画素超となり、
コンデジでは、1800万画素超となり、
APS-C 一眼カメラでは、2400万画素、
デジタル一眼レフのD800/D800Eでは、3600万画素という中判デジタルバックに迫る高画素時代に対して、OM-D E-M5は、1620万画素という僅かな画素数アップとですから、それ以外の機能面が評価されてのことと思われます。

なによりも、今回、メーカー名は伏せられていますが、ここ数年続いていたPanasonicのLiveMOSイメージセンサーから、国内某社(ソニーとも噂されています)提供という圧倒的な性能アップを果たしていると噂される事態になっています。
もし、ソニーの撮像素子(イメージセンサー)であれば、同じくソニーと噂されているNIKON D800/D800Eや、性能の高さで定評のあるNIKON D7000やPentax K-5などと姉妹素子となるかもしれません。

そういったベーシックな改良は、長年使い慣れたPanasonicの撮像素子と違って、まだまだ使いこなしに時間が掛かるのかもしれませんが、単純な性能アップに加えて、使いこなしていくことでカメラ側の性能も上がる「のびしろ」があるという点も評価が高いかもしれません。

なにしろ、Olympusは、3年前のOlympus デジタル一眼レフE-30から、その後のマイクロフォーサーズ機種のE-P1から、E-P3/E-PL3/E-PM1までの全てと、デジタル一眼レフE-5まで、全機種に、ほぼ同じ1200万画素のPanasonicのLiveMOSセンサーを使用してきました。

この中で、E-P3/E-PL3/E-PM1は、かなりカスタム版となるようですが、3年間ほぼ同じイメージセンサーしか使用できない状況というのは、日進月歩のカメラ業界の中でも、異例の問題だったわけです。
ほぼ3年間、イメージセンサーの進化を甘受できてこなかったという意味になるからです。
これが、今回のOM-D E-M5において、国内某社というPanasonic以外の他メーカーのイメージセンサーによって、3年分かそれ以上の進化を享受できることになりました。

そして、今なきOlympus OMを彷彿させるデザインは、フィルム時代の小型一眼レフによく似た形状に、あざといとか、懐古主義・レトロだと言われますが、一定の評価を得ています。
一つには、一眼レフにをそのまま小型にしたようなスタイルですが、思った以上に小型軽量な点です。
写真で見ると、普通のデジタル一眼レフカメラの新型にしか見えないのですが、実物は、マイクロフォーサーズのE-P3などとほぼ同じ、ほぼ両手の中にスッポリ隠れてしまいそうな小ささです。

ちょっと、小さすぎるくらいなので、フォーサーズ変換アダプタ経由でフォーサーズレンズを使用する場合など、別売のバッテリグリップがないと安定しないとも危惧されているくらいです。

最近発売され新製品のカメラの人気の高さは、予約の高さにつながっているようで、発売日に届けられるのかが心配になる事態に発展しています。
ニコンD800/D800Eは、予約品の納期が7月とも噂されています。
Canon 5D Mark IIIも、納期は、5月の連休明けとも言われています。
そして、OM-D E-M5は、4月中には納品されるのではと言われています。
一つには、OM-D予約キャンペーンの締め切りの延期が発表されています。
4月16日までだった申込の締め切りが、5月1日まで延びました。

この点から、今予約すると5月までには届くのではと言う話が出ていますが、
3月31日の発売日以前に予約されていれば、5月以降に納品となっても大丈夫ということを、キャンペーン事務局に確認された方もいます。
ですから、納期が5月までにというのも根拠がないところですね。

さて、OM-D E-M5の発売に間に合わせて、3月29日に、Olypus純正のRAW現像アプリケーションであるOlympus Viwer2の最新版がリリースされました。

OM-Dに対応するOlympus Viwer2の新バージョン1.3.1となります。

1.3.1版のリリース内容は以下となります。
○「RAW現像」、「画像編集」ウィンドウに、新しいアートフィルタとアートエフェクトを追加しました。
○写真投稿コミュニティ "FotoPus" へ画像をアップロードする機能を追加しました。

なお、2月16日にリリースされた1.3版では以下の機能が付加されています。
○新しいカメラの動画フォーマットに対応しました。
○画像共有サイト"Facebook"へ画像をアップロードする機能を追加しました。
○画像共有サイト"Flickr"へ画像をアップロードする機能を追加しました。
○カメラで付与したアップロード予約ファイルを絞り込み表示する機能を追加しました。
○「画像編集」ウィンドウにおいて、テキスト挿入機能を追加しました。

アップデート自体は、Olympus Viwer2内のソフトウエアアップデート機能を使用します。

これによって、OM-DのRAWファイル現像ができるだけでなく、E-P3/E-PL3/E-PM1以降のマイクロフォーサーズ機種のRAWファイルからも、OM-D対応の新機能の一部が利用できるようになっています。
OM-Dでは、新しいアートフィルターのリーニュクレールや、ドラマチックトーンのモノクロ効果などが追加されていますが、これらが、新しいOlympus Viwer2を使用することで、E-P3/E-PL3/E-PM1でも、享受できます。

そこで、今回、E-P3をドナドナする前に撮った最後のスナップから、何点かリーニュクレールでRAW現像してみました。
また、以前紹介したAdobe Photoshop CS6ベータ版での油彩化した作品も比較の為にアップしてみました。


今回の撮影は、2月26日に撮影したE-P3+M.Zuiko 45mm F1.8レンズでのスナップからです。
1)2倍テレコンオンでのスナップから。
2)リーニュクレール+ソフトフォーカス効果
3)少し歩いてのスナップから。やはり、2倍テレコンをオンで。
4)リーニュクレール+ソフトフォーカス効果
5)広場を歩く格好良い女性。
6)リーニュクレール
7)リーニュクレール+ソフトフォーカス効果
8)オリジナル。
9)リーニュクレール
10)リーニュクレール II
11)リーニュクレール+ソフトフォーカス効果

ここからは、Adobe Photoshop CS6ベータ版でのRAW現像から、油彩フィルター付加です。
12)2)と同じシーンを油彩フィルターで処理しています。
13)4)と同じシーンを油彩フィルターで処理しています。
14)5)と同じシーンを油彩フィルターで処理しています。

<<お知らせ>>
オリンパスデジタルカレッジに、2012年4月からの講座がのりました。
OM-D E-M5が発売開始されたから初の講座となりますので、どの講座も格好の題材ではないでしょうか?

待望の土屋勝義先生の人物撮影テクニック(東京)(3回講座)エピソードIが案内開始されました。
今回のスケジュールは以下となっています。
1回目 4月12日(木) 19:00-21:00 講義 新宿モノリスビル 4Fセミナールーム
2回目 4月15日(日) 13:00-16:00 撮影 東京都内 ←多分、築地周辺だと思います。
3回目 4月26日(木) 19:00-21:00 講評 新宿モノリスビル 3Fセミナールーム

OM-D E-M5の発売日ですが、OM-D本体、関連製品、全て、3月31日(土曜日)発売ということです。

オリンパスから、OM-D E-M5が発表されています。
オリンパスプラザ東京と、オリンパスプラザ大阪で、OM-Dが触って試せます。
今は、ベータ版ですが、徐々に改善されて最終版になる様子も伺えると思います。

発売は3月31日というのことで、発売前日の3月30日までですが絶賛予約受付中です。
予約特典は、防塵・防滴のフォーサーズアダプタMMF-3か、32GBのSDHCカードです。
どうせならば、バッテリグリップHLD-6も付けて貰えると、ぐーんと予約購入の方が増えた気がします。
○OM-D予約キャンペーンの情報
噂どおり、防塵防滴フォーサーズアダプタMMF-3か、32GB SDHCカードの2択です。

すでに、オリンパスオンラインショップでは、各モデル限定の3年間延長補償付き予約販売を受け付けています。
<<現在のところ、問題なく購入できるようです。さあ、オンラインショップでご購入を、どうぞ。>>