今日も、昨日の記事の続きというか、発端となるジオラマフィルターの実験編です。

11月3日と、11月4日に、アートフィルターのジオラマでの効果の撮影実験をしています。
アートフィルターのジオラマですが、
基本的には、横位置で使用して、フォーカス位置を挟む上下をボカす機能です。
良く写っている(ピントが合っている)部分を、帯状にして表現しています。
同時に、彩度とコントラストを上げることで、ミニチュア効果を高めています。

しかし、特定の位置に、帯状のボカしをいれているのではなくて、
フォーカス位置を基本にして、焦点距離や合焦位置を計算に入れて、
あまり、遠近感のない状況では、上下のボケが発生しないようになっているようです。
その場合には、彩度とコントラストが上がっただけの状態になるようです。

また、ミニチュア風のジオラマでは、横位置が基本ですが、
縦撮りの場合には、フォーカス位置を挟んで、左右がボケるというシフトレンズ風の動作にもなりますので、
変わった表現として使用できます。

今日は、11月3日に、ジオラマに加えて、露出補正を+1.0〜+2.0ほどの補正をすると、
意外にアートな表現になるように感じたのと。
11月4日に、汐留の街中での小さな秋シリーズで、撮影している街路樹を、
出来るだけ絞りF1.8開放で、ジオラマにして撮ってみるという実験をしてみました。


機材は、Olympus E-P3+M.Zuiko 45mm F1.8レンズという、先日のカメラグランプリ2012の総合金賞コンビです。
1)茶碗を、 アートフィルターのジオラマ+露出補正+1.0で捉えたイメージ。
2)ボトルを、アートフィルターのジオラマ+露出補正+1.0で捉えたイメージ。
3)アートフィルターのジオラマ+露出補正+2.0で捉えたイメージ。
4)別のアングルから、これも、ジオラマ+露出補正+2.0のイメージ
5)ビスケット。これも、ジオラマ+露出補正+2.0のイメージ
6)これは、縦位置のジオラマによって、左右がボケる表現です。
7)これも、縦位置のジオラマで、F1.8開放の玉ボケと合わせて
8)これも、縦位置のジオラマで、秋の枯れてきた葉っぱ。
9)この縦位置のジオラマは、寄った撮影に似合う気がします。
10)これも縦位置のジオラマで。ピント範囲に合わせてなのか、ボケ部分は狭いです
11)これも縦位置のジオラマで、かなり、一枚の葉っぱに寄って撮影。
12)絞りF1.8の開放でのボケばかりで、あまり、ジオラマの効果は出ていない一枚。
13)JRAのWINDS汐留ビルと新幹線、そして、小さな秋シリーズの街路樹と。
 これは、縦位置のジオラマが、効果を発揮しています。