E-P3とISO1600の世界。
E-P3では、画像素子(イメージセンサー)には、
画素情報の読み出し速度を従来の2倍にした4/3型 有効1230万画素の『新ハイスピード Live MOS』を採用していますが、有効画素数も従来と同じですから、画素間ピッチも同じですし、当然、想定される高感度耐性も同じです。
しかし、E-P3では、画像処理エンジンとして最新の「TruePic VI」(TruePic 6)を採用しており、これによって、デュアルコアによるマルチタスク処理や、撮影時を含む各種処理のレスポンス向上にもなっています。

また、この「TruePic VI」(TruePic 6)によって、解像感をアップする「ファインディテール処理」や、
これまで表現が難しかった色(エメラルドグリーンなど)の再現性をアップした「リアルカラーテクノロジー」、
暗部ノイズの抑圧能力を向上させることで高い逆光構成効果を実現した「アドバンストSAT」
といった新機能を搭載しています。
高感度処理の向上も、地道な画像素子の低ノイズ化とともに、主に、この「TruePic VI」(TruePic 6)での画像処理としてのノイズ低減処理が力を発揮していると思われます。

そして、従来からと比較して、2つの機能向上が図られました。(一部はE-5からです)
○最大ISO感度を、E-5までのISO6400から、E-P3では、ISO12800までになりました。
○ISOオートの上限オートISO値の初期値が、ISO1600になっています。←自由に変更可能です。
特に、上限オートISO値の初期値のISO1600は、常用しても、JPEG出力の場合には、「TruePic VI」(TruePic 6)での画像処理によって、それほど、目立たない状態です。
従来の「TruePic V」(TruePic 5)までのノイズ低減処理との大きな違いとして、
ノイズが少なくなってはいますが、ノイズが取り切れているわけではないのは一緒です。
しかし、偽色が減っているのと、E-5でも、ISO2000以上で顕著だった色転びなどの色のおかしな変化が少なくなって、
多少の暗部ノイズは残っても自然な画像となっています。

必要であれば、PC/Macなどでの後処理で、残ったノイズは癖がないので、ほぼ一掃できると思います。
多分、E-5での「TruePic V」のノイズ低減処理をさらに押しし進めた形です。←ほぼ完成形。

特に、明るいレンズ(F2.8以下の大口径レンズ)が少ないマイクロフォーサーズの場合、
多くの人が、14-42mm F3.5-5.6の標準ズームなどの暗いズームレンズを使用しています。
その中で、ISO800〜ISO1600が実用的に利用できるのは大きいです。

そのお陰で、従来であれば、50mm F2.0 Macroや、Leica D Summilux 25mm F1.4、ED14-35mm F2.0 SWDなどのF2.0以下のレンズでなければ、なかなか撮れなかった夕方〜夕闇〜夜の夕景・夜景の写真が非常に撮りやすくなっています。
それに、オリンパスの得意のボディ内蔵手振れ補正が非常にゆうこうです。

ISO1600の高感度と、ボディ内蔵手振れ補正の2つによって、かなり夕景・夜景に強いカメラに生まれ変わったのかもしれません。
これで、ED12mm F2.0レンズや、45mm F1.8レンズ、年末に出るという噂のM.ZD50mm F2.0 Macroレンズなどや、新しく出たPanasonic Leica DG Summilux 25mm F1.4レンズ、これにコシナのNokton 25mm F0.95と揃ってきた明るいレンズ達があれば、積極的に、夕景・夜景に強いカメラと言えると思います。
これに、またまた噂の100mm F2.0 Macroレンズでもでれば、夜景での玉ボケ遊びも十分できると思います。

閑話休題。
7月24日の日中、小石川の各所開催されていた文京区 文京朝顔・ほおずき市にいってきました。
もともと、オリンパスのフォトパスの街コミュのオフ会で、午前10時集合で小石川の散歩撮影でした。
出掛けに、いろいろ用事ができて、到着したのは11時半過ぎでした。
こんにゃくえんまで知られる源覚寺や、春日の局で有名な伝通院などが会場でした。
まあ、朝顔・ほおずき市が中心ですが、縁日・お祭りと変わりません。

オフ会の仲間で予約したイタリアンでランチをして、本郷菊坂を彷徨って、有名な金魚屋さんでお茶をして、
文京シビックセンターへ戻って、25階の展望台で、夕景を撮っていると18時で追い出されてしまい、
終了となりました。

その後、新宿区若松町に移動して、用事を済ませて帰宅しました。

今日の写真は、小石川、若松町、地元などでのE-P3でスナップ撮影した光景からです。

機材は、Olympus E-P3です。
1)地下鉄出口の逆光で。ドラマチックトーン+フレーム効果です。
2)小石川界隈。ドラマチックトーン+フレーム効果
3)こんにゃくえんまの前で。ドラマチックトーン+フレーム効果
4)同じく、こんにゃくえんま前にて。ドラマチックトーン+フレーム効果
5)こんにやくえんまの境内で。クロスプロセス+ホワイトエッジ効果
6)沿道で、ミニコンサートをしていました。ドラマチックトーン+フレーム効果
7)楽しそうです。ドラマチックトーン+フレーム効果
8)
9)朝顔・ほおずき市のポスター
10)伝通院の境内にて。
11)若松町に移動して。夕方の青空。
12)
13)寄って玉ボケ。
14)歩きながらの夕景撮影。
15)地元に戻って、某T園まえの広場の夜景。