心の中の一部がもぎ取られて、過ぎ去る時の中で止まったままのような気分です。
ここ数日天候が良く、初夏のように暖かくなっています。そんな2014年4月12日です。
みなさまも、呉々も、お身体を大切にして下さい。

遂に、運命の日3月11日から1ヶ月経ちました。

備忘録的に、あの日あったことを書いてみます。

3月10日、午前10時45分の熊本空港発のJALに乗って、12時頃に羽田に着きました。
8日から駐めておいた駐車場の車に、荷物を一端乗せて、ターミナル1に戻りました。
昼時と言うコトで、第1ターミナルビル5Fの和食の店で遅めの昼食をとりました。
折角なので、6Fに行って、展望デッキから離発着の飛行を暫く観覧しました。
旅行後ということで、妻も、私も疲れているので、早々に、自宅に戻って、ノンビリとして過ごしました。

夕食後(カレーでした)、しばらくは、TVを見ていたと思います。
blogは、疲れて、当日は書けないことを想定して、事前に予約投稿してありました。
妻も、なにやらいろいろしていたと思います。
23時過ぎに、私は先に寝始めて、妻は、恒例の夜の長風呂に入るようで、
最後に聞いた言葉は「お風呂に行ってくる」でした。

朝5時前に、トイレに起きてみると、隣に妻が居りません。
いつもならば、お風呂の後は、横のベッドに寝ているはずです。
まさかと思いつつ、不在の妻に心配して風呂場に行ってみました。

妻は、お湯の中に丸まっていました。
直ぐに引き上げてみると、見開いた目は、今までになく穏やかな幸せそうな目でした。
顔つきは、柔らかく、寝ているようでした。

お風呂に浸かっていたため、まだ暖かい身体を抱き上げて、
人工呼吸をしても反応がなく、救急車を呼びましたが、
救急の方の指示で、心臓マッサージ(胸の中央部を強く押す)をしても変わりません。
内心、諦め始めていました。

救急車の方々は、5分もしないうちに到着して、蘇生を試みますが、変わりません。
搬送先の順天堂高野台医院でも、状況は変わらず、
心臓が停止したままで、蘇生されませんでした。
ご実家の家族が駆けつけて面会できた6時20分過ぎに、臨終となりました。

お風呂場で温められ続けた為に、結果的には何時亡くなったかは不明です。
0時過ぎまでは、お風呂場でバタバタした音が聞こえていたので、
多分、1時から5時の間だとは思います。

その後の検死でも、あまり水は飲んでいなかったそうなので、
病死して、水没したような話だと思います。
お風呂の中で、寝てしまったのではないでしょうか?


最後の言葉を聴けなかったことが心残りでした。
ただ、思いの外、安らかな眠っているような穏やかな顔に、
ずーっと苦しめられていた病と決別できて、良かったねとしか言いようがありませんでした。


ついに、4月11日を向かえました。妻が亡くなった日から1ヶ月です。
妻の記憶が薄れて消えていってしまうことを恐れています。

3月8日からの2泊3日の熊本旅行からは、1ヶ月が過ぎたことになります。
あの楽しかった妻もいた旅行から、もうそんなに経つなんて、不思議なモノです。
今日11日には、急逝してから1ヶ月となります。

先日、写真を通じての友人の方から、素晴らしい体験をさせて頂きました。
お陰で、妻の突然の急逝と不在で、不安になり、嘆き、痛んだ心が癒されるコトができました。
また、突然急逝した妻自身の思いの一端を知ることが出来た気がします。

今は、そっと、自分の近くにいてくれていると思います。
過去を振り返って、嘆き悲しんでばかりでは、妻も悲しんでしまいます。

『美しい光景を見ること』が妻の言えなかった遺言のような気がしています。

そこで、妻が見たかったであろう光景、美しい光景を見に行き、
このblogへのアップロードすることで、そんな写真を見せていこうと思います。

今年は、昨年、妻と訪れた沼田の発知のヒガンザクラ・上発知のしだれ桜を、2回見に行こうと思います。
4月29日の未明と、昨年と同じ5月1日です。


近況ですが
みなさま、妻 ひろみ(享年40歳)が亡くなってから、1ヶ月経ちました。
香典返しの用意と、49日(正式には4月28日ですが、法要は4月19日となりました)が来週に迫っています。

4月16日から4月27日までのPHaT PHOTOプレミアムライトクラスのグループ写真展も迫っています。
今回は、1月12日・13日に訪れた会津の冬のシーンから4作品を選んでいます。
生前の妻にも見せています。体調が良ければ、一緒に行っていたのですが、見送っていました。
いつかは、妻の写真だけで展示をしたいですね。

【告知】
PHaT PHOTOプレミアムライトクラス 写真展『ココロオドル』
■会期:2014年4月16日(水)~4月27日(日)
■会場:72 Gallery(TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY内)
〒104-0031東京都中央区京橋3-6-6エクスアートビル1F



【告知2】いよいよ今週末までです。
Roonee 247 Photography
・住所:東京都新宿区四谷4-11 みすずビル1F
・会期:2014年4月1日火曜日~2014年4月13日日曜日
・時間:12時~19時(最終日16時まで)



そろそろ、東京の桜も咲いてきたことですので、熊本旅行は一端中断して、
このLEICA DG NOCTICRON 42.5mm APSH./POWER O.I.S.レンズでの試し撮りシリーズです。

こんな話「パナソニックに聞く「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2」のこだわりを聞くと、たまらなくゾクゾクしてきますね。


それでも、刻々と時間は過ぎていきます。

あまりにも、早い別れに、いまだ、頭が、心が、身体が対応出来ていません。
写真を整理していて、元気な頃の姿をみるだけで、涙が止まりません。

ここ暫く、妻の話を書いておこうと思います。
思い出せるうちに。


今日の一枚は
『信号待ち』銀座数寄屋橋交差点にて
Olympus OM-D E-M1とLEICA DG NOCTICRON 42.5mm APSH./POWER O.I.S.レンズ撮影しています。


今日の写真は、4月5日の続きで、水道橋のさくら水産の前で2kさん、aidesuさん達と別れて、
徒歩で、お茶の水に向かいました。そこから、京橋に出るために銀座へ向かいました。

都会の人混みが嫌いな妻とは、都心の繁華街にはあまり行きませんでした。
体調を悪化させる2011年まで、年に一度の写真館に通っていた渋谷には年に一度訪れていたと思います。
新宿は、新宿御苑に行く道すがら、お弁当や食材を買ったり、バス旅行の出発地として行っていたと思います。

銀座となると、必要が無いと行きませんでした。
でも、銀座に出るときには、それなりに服装を整えていましたので、ハレの日だったのだと思います。


撮影機材は、主に、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm APSH./POWER O.I.S.レンズで撮影しています。

2048x1536サイズですので、画像をタッチしての拡大にはお気をつけ下さい。
ここでは、LEICA DG NOCTICRON 42.5mm APSH./POWER O.I.S.レンズで撮影しています。
1)銀座の空の夕光りと桜と
2)青空と銀座の桜と
3)不二家のビルで
4)数寄屋橋の信号待ち
5)手前にピントを合わせて
6)マスコット
7)青空の写り込み
8)GAPのお姉さん
9)銀座を見る目
10)ワコーのショーウインドウ
11)銀座サンアイのビル





MARUMI EXUS サーキュラー P.L 62mm EXUSC-PL62

  • 出版社/メーカー: マルミ
  • メディア: 付属品

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 BLK

  • 出版社/メーカー: オリンパス
  • メディア: 付属品

Canon 単焦点レンズ EF85mm F1.2L II USM フルサイズ対応

  • 出版社/メーカー: キヤノン
  • メディア: 付属品

Canon 単焦点標準レンズ EF50mm F1.2L USM フルサイズ対応

  • 出版社/メーカー: キヤノン
  • メディア: 付属品



熊本旅行は、一端中断して、まずは、今年の桜の様子など近況を優先します。
3月11日の未明に、妻 ひろみ(享年40歳)が亡くなりました。

3月11日への思い

3月4日のお昼休みに訪れた浜離宮恩賜庭園の早春からです。
梅は未だかなと、思ったのですが、春野浜離宮の定番である菜の花が咲き誇っていました。
その様子からです。

フィッシュアイボディキャップレンズでの渋谷と新宿での撮影からです。
折角、オリンパスさんに例の「Olympus賞」の賞品を頂きましたので、
天気は悪かったのですが、渋谷と西新宿に出かけたついでに、使ってみました。

今日の写真は、小川勝久先生の勉強会で訪れた館山の平砂浦海岸での撮影からです。


blogのヘッダーの写真を変更しました。
EOS 5D Mark III+EF85mm F1.2L IIで撮影した水前寺公園の参道での妻の写真からです。

So-net blogの画像認証ですが、一時的に、画像認証のコードを簡単にしています。ヒントは、うちのblogの名前からです。
2013/11/01のblogから、画像認証を「無効」に設定しているので、
接続会員の方がログインされている場合は、画像認証が表示されなくなっていると思います。