9月16日の月曜日の朝です。
昨日は、大雨が降ったり、時々晴れ間が見えたり、台風前の不安定な一日でした。
しかし、今日は、未明から大変な風雨にさらされています。
京都では桂川が氾濫したようです。
関東には、お昼頃に最接近の予報がでいています。
外出は控えて、どうしてもの外出時には、是非お気をつけ下さい。

999記事を目指して、カウントダウンですが、今日の記事は998記事目となります。

週末には、「OLYMPUS Photo Festa 2013 新製品体感フェア2013」は大阪で開催です。
大阪では、9月21日(土) 10:00~18:00
グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル B1F イベントラボ

予定通り、オリンパスの新時代のフラグシップカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1」が発表されました。
2013年10月上旬発売予定: ボディー(BCL-1580セット)、12-50mm EZ レンズキット
2013年10月下旬発売予定: 12-40mm F2.8 レンズキット

OLYMPUS Photo Festa 2013 新製品体感フェア2013」に行ってきましたの記事から。


今日の一枚。
ベーリック・ホールの2階からです。
『窓辺のまどろみ』



再び、9月7日の話ですが、(。・_・。)2k さん主催のPhoto Circle T-Licの横浜撮影会での撮影からです。

ずーっと、山手の通りを歩き、フェリスを超えて、ベーリック・ホール、エリスマン邸と訪れました。
ベーリック・ホールからと、移動してお隣のエリスマン邸からです。


ちょこっと、写真講座的なお話を少し。
世の中のカメラには、複数のフォーマットがあります。
元々は、その時々で作るコトが出来たフィルムのサイズから来ていると思いますが、
記念写真や写真館での撮影などで見かけることもある大判・中判があります。
大判カメラは、4×5in版以上のシートフィルムを使用したカメラで、8×10in判や16×20in判などもあります。
中判カメラは、120フィルム、220フィルム(ブローニーフィルム)を使用するカメラで、6×4.5cm判、6×6cm判、6×7cm判などがあり、ハッセルブラッドなどの中判デジタルバックや、Pentax 645Dなどの中判デジタルカメラも、この領域に属します。

そして、長年、もっとも親しまれているフィルムカメラは、コダックの発明である35mm幅のカートリッジ式フィルムの135フィルムを使用した35mm版カメラだと思います。
現在のデジタイル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラのご先祖となります。

現在のデジタル一眼カメラは、大別して、イメージセンサーのサイズ別に3種類から4種類に分かれています。
〇35mmフルサイズ→デジタル一眼レフカメラ、一部のデジタルレンジファインダー
〇APS-Cサイズ→デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼、一部のデジタルレンジファインダー
〇フォーサーズ→デジタル一眼レフカメラ
 マイクロフォーサーズ→ミラーレス一眼
〇1インチ→ミラーレス一眼、一部の高級コンデジ

35mmフルサイズは、35mmフィルム相当(若干小さい)の大きさのイメージセンサーが作られました。
 利点は、35mmフィルム時代のレンズや、その規格のレンズがそのままの画角で利用できることです。
 また、画像センサーが大きいので、ボケが大きいことと、階調性能が高いのが利点です。
 但し、画像センサーが大きい為に、周辺部の画質の問題や、高画質には高性能なレンズを必要とすること、
 システムが、大きく・重く、高額になり易いことが難点です。
 また、ボケが大きい反動で、目の前から無限遠までをクッキリ写すコトは不得意です。

APS-Cは、当初、35mmサイズのイメージセンサーを大量生産するコトが、歩留まりやコスト的に難しかったことから、妥協の産物的に、アドバンストフォトシステム (Advanced Photo System, APS) に近いサイズと言う事で命名された35mmの約半分のサイズのイメージセンサーです。
 利点は、大量生産されていること、35mmフルサイズと同じレンズを使用すること、
 但し、画角は1.5倍から1.6倍焦点距離が長くなること。
 ボケは、35mm版と同じ画角、同じ絞りの場合に、35mmフルサイズの0.7(1/1.5)

フォーサーズ/マイクロフォーサーズの使用する4/3型(約17.3mm×13mm)は、さらに、デジタル時代の最適化したカメラシステムを目指して、35mmサイズの1/4である4/3インチ版となるサイズのイメージセンサーです。
 利点は、デジタル時代の最適化したレンズが使用できいること、バランスがとれていることなど
 但し、画角は、2倍と焦点距離が長くなること、専用レンズが必要なこと。
 ボケは、35mm版と同じ画角、同じ絞りの場合に、35mmフルサイズの半分(1/2)となります。

1インチは、さらなる小型化の最適化や、レンズの小型化と性能とのバランスを図って作られた1インチ版のイメージセンサーです。
 利点は、フォーサーズ以上に小型のシステムができること、レンズの小型化が可能なこと
 但し、画角は、2.7倍と焦点距離が長くなること、専用レンズが必要なこと。
 ボケは、35mm版と同じ画角、同じ絞りの場合に、35mmフルサイズの約0.3(1/2.7)となります。
 正直、ボケを期待するならば、最低でも、4/3型以上のサイズが欲しいです。

さて本題です。
今回は、35mmフルサイズでのボケと被写界深度と、スナップ撮影、人物撮影での持ち味の点についてデス。

35mmフルサイズと50mm以上のレンズでのボケの量と質が35mmフルサイズの持ち味です。
ボカさない、ハッキリ背景まで写す、背景を綺麗にコントロールして撮りたいならば、
フォサーズ、マイクロフォーサーズ以下のフォーマットの方が楽です。
特に、手前から無限遠までクッキリ写すならば、コンデジの方が断然ラクなわけです。
そこで、35mmフルサイズを活かすには、ボケと階調性の良さを使うことです。

ボケは、ボケ過ぎず、背景がクッキリし過ぎずの間合い、F1.8からF4.0くらいまでが適量な絞りだと思います。
特に、ヒトを撮る場合には、F1.4とか、F1.2とかの開放では、ボケ過ぎて、目や睫毛以外の顔や唇まで
ボケてしまうので、できれば、F1.8からF2.0くらいに留めることをお奨めします。

じゃあ、F1.2とかF1.4とかって、いつ活かすのと言われると、2mから3mくらい離れて撮る時、
スナップで撮る時には、開放が活きてきます。
自分で心掛けている大口径の明るいレンズの使い方ですが、
『離れて開放、寄ってF1.8以上に・できればF2.0以上には絞る。』です。
特に、離れて開放の場合、被写体を綺麗に、背景と分離して浮き上がらせてくれます。

各社、増えるようで中々増えない35mmフルサイズカメラですが、
CanonからはEOS 6D、ニコンからは、D600という、35mmフルサイズの入門機がでています。
これらの機種では、十分に35mフルサイズのボケと被写界深度のコントロールを体験できます。

35mmフルサイズの機種と、50mm F1.4レンズや、50mm F1.8レンズをつけて街を歩けば、
街中は宝の山だと思います。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 6D レンズキット EF24-70mm F4L IS USM付属 EOS6D2470ISLK

  • 出版社/メーカー: キヤノン
  • メディア: エレクトロニクス

Canon 単焦点標準レンズ EF50mm F1.2L USM フルサイズ対応

  • 出版社/メーカー: キヤノン
  • メディア: 付属品

今回の機材は、Canon 5D Mark III+EF50mm F1.2Lと、EF135mm F2LとEF85mm F1.8レンズ、
Olympus EP-5+M.Zuiko 17mm F1.8レンズです。
主に、EF50mm F1.2Lレンズで、F1.8からF2くらいに絞って使っていました。
2048x1536サイズですので、画像をタッチしての拡大にはお気をつけ下さい。

ここからOlympus EP-5+M.Zuiko 17mm F1.8レンズでの撮影です。
1)タイプライター
2)フォトフレーム(家族写真が載っていました)
3)庭は、異国のようですね
4)鏡の中の3つの窓
ここから、Canon 5D Mark III+EF50mm F1.2Lでの撮影です
5)Up Light
この影が、先日の「Half Light shadow」の影の元です。
再掲しておきます。
6)Berrick Hall's Rose garden
7)Ehrismann Residence
8)upstairs
9)on the table
10)
11)Through the window
12)balcony 
13)green leaf

富津よ、さらば、また来年。(冬に展望台からの富士山を見てみたいですが。)



みんぽすさんから、Sigmaさんのミラーレス用のDNシリーズのレンズ3本をお借りしました。
ミラーレス一眼カメラ専用レンズ DNレンズ
そのレビューになります。

blogのヘッダーの写真を変更しました。Sigma DP3 Merrillで撮影した中の一枚です。