15622-1901-277145
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5月31日木曜日の朝です。
朝から、曇りで、ドンヨリした空です。
いよいよ、五月(さつき)最後の日です。
そして、明日から、水無月(みなづき)ですね。
そして、暫くすると、梅雨入りだと思います。
6月と言えば、雨の紫陽花でしょうか?
都内は、そろそろ、沿道の紫陽花が咲き始めているところです。

さらに続きますが、みんぽすさんから、高性能ミラーレス一眼カメラの「FUJIFILM X-Pro1」をお借りしてのレポートの続きです。

訂正があります。
昨日の表記で、PanasonicのDMC-L1がデジタル一眼レフ初の絞り環の設計でした。と記載しました。
しかし、えがみ さんより、素晴らしいご指摘がありました。
マニュアルのフィルム一眼レフを彷彿させる絞り環付きの設計は、伝説の名カメラ京セラの「CONTAX N DIGITAL」が存在していたことです。
銀塩一眼レフカメラ「CONTAX N1」をベースにしたレンズ交換式のデジタルカメラで、
Philips製の35mm判サイズCCD(600万画素)を使用しています。
カールツァイス製CONTAX Nマウントレンズを装着可能。
このCONTAX Nマウントレンズが、絞り環付きです。

CONTAX Nマウントの新レンズとして、
「Vairo-sonnar T* 28~80mm F3.5~5.6」(65,000円)
「Distagon T* 55mm F3.5」(15万円、要マウントアダプタ)、
「Vairo-sonnar T* 70~200mm F3.5~4.5」(85,000円)、
「Vario-sonnar T* 17~35mm F2.8」(25万円)の4本。

こういったデジタル時代に先鞭を付けた機種の良い部分が、デジタルだからと淘汰されてしまったのは、残念ですね。

それから、中々他社のRAW現像ソフトの対応なかった「FUJIFILM X-Pro1」ですが、
遂に、満を持して、Adobe Photoshop CS6向けのAdobe Camera RAW 7.1(CS6用)
そして、Lightroom 4.1アップデートで、「FUJIFILM X-Pro1」のRAWフォーマット対応となったようです。
残念ながら、Adobe Photoshop CS5向けのAdobe Camera RAW 6.7(CS5用)は未対応です。

Adobeの当該アプリケーションのアップデート経由で更新されます。
まだ、Adobe Camera RAW 7.1(CS6用)での動作確認をしていませんので、今週末にでも、
Adobe Camera RAW 7.1(CS6用)でのRAW現像でのX-Pro1の解像感、立体感、色再現性、ダイナミックレンジなどを確認してみる予定です。

さて、昨日の記事で、昼の街と夜の街を撮ってみると、明らかに、昼間よりも、薄暗がり、夜景の方が、
X-Pro1は生き生きした写真が撮れる気がします。
また、心配した手振れですが、被写体ブレは致し方ないとしても、明るい単焦点レンズの35mm F1.4レンズであれば、大抵の場面で大丈夫なようです。

5月28日の良く晴れたお昼休みに、汐留イタリア街のヴィータイタリアの街並みに行ってきました。
ここも定番ですが、Olympus OM-D E-M5との比較も出来ますので、X-Pro1を両手に持って訪れました。
流石に、超ピーカンですから、露出が難しいです。
そして、撮ってみた感想としてX-Pro1は、JPEGだと白飛びしやすいです。
富士フイルムのコンデジと似ていますが、それよりは白飛び頻度は低いのですが、
基本的な露出が明るい目に撮られるようです。
なんとなく、露出補正は常時、-0.3から、-0.7で良い気がしてきました。
直射日光を浴びた白いワイシャツは、見事に、階調が飛んでいます。
ただし、RAWでは大幅に残っているようです。
JPEGでも、暗く補正すると、多少、飛んでいた白い部分の輪郭・模様が戻ってくるようです。
うーん、これだと、JPEG常用は難しいですね。
<<白飛びし易いかは、再確認の予定です>>

また、撮影されたJPEGをみると、最近の一眼レフなど、ミラーレスでも中級機種以上では珍しい、
ヒストグラムが、左右目一杯使われているデータとなっています。
これならば、白飛びしますね。左側にも、右側にも、張り付いていますから。
もう少し、全体を縮小して、左右には余裕を持って、凸型の曲線を描くと良いのですが、
X-Pro1のヒストグラムは、真ん中にくぼみのある、凹型の曲線となっています。
多分、新しいイメージセンサーのデータを少しの情報も抜けなく取り出そうという努力の結果でしょうが、
報われない気がします。

もちろん、露出補正は出来ますが、HDRではないので、白飛びを抑えれば、黒つぶれが発生します。
黒つぶれを抑えれば、盛大に白飛びしやすいです。
これは、難しい。
まるで、ポジフィルムに、ネガフィルムの特性で写したような状況です。

そして、夜、帰宅がてら近所の駅前広場へ行ってみると、紫陽花が咲きかかっていました。
そろそろ、紫陽花ですね。
とするとと思うと、あじさい祭も始まるようです。
もちろん、夜のライトアップも、今年は、エリアを広げてヤマアジサイのエリアまでライトアップするようです。
X-Pro1では、やはり、紫陽花や、夜のライトの薄暗がりが良い味味わいになりますね。

追記:
変だなぁと、写真データを見直してみました。
明るい露出のモノは、+1.0の露出補正をしていました。
OM-D E-M5や、E-P3などと比較して、ハイキーに撮った場合の表現が異なるようです

明るい目に撮れるコトは確かですが、白飛びしやすいかは、再確認しみる予定です。
なお、重要な露出モードは、多分割測光にしています。
X-Pro1には、3種類の測光モードがあって、
■TTL256分割測光マルチ   さまざまな光の状態に的確に対応する多分割測光
■スポット測光        画面中央部約2%のエリアを重点的にキャッチするスポット測光
■アベレージ測光       画面全体を平均するアベレージ測光

今回、「TTL256分割測光マルチ」を一貫して使用しています。
しかし、明るいところでは、アベレージ測光の方が適しているのかもしれませんね。
なお、画面全体を分割して最適値を判断する多分割測光なので、ピントの位置や精度には関係ないです。


今回の撮影は、「FUJIFILM X-Pro1」+フジノン30mm F1.4レンズ(35mm換算ほぼ50mm相当)です。
1)青空とJRAのビルと
2)新緑が綺麗です。
3)汐留の高層ビル群
4)隙間にある網が、スクリーントーンのような効果を出していました。
5)移動して、ヴィータイタリアの街並みにて。
6)路面が明るくなり過ぎている気がします。
7)この自転車の方の白いワイシャツが白飛びして、階調・生地のシワの陰影が全く消えています。
ヒストグラム
8)自転車の陰
9)真昼の自転車
10)このカップの上部も白飛びが激しいです。でも、色合いは綺麗です。
11)
12)
13)
ここで、移動して、帰宅帰りの近所の駅前広場で
14)夜のお散歩を見かけて
15)
16)暗い所の雰囲気は非常良いですね。
17)半月が光っていました。
18)紫陽花と玉ボケと。
19)蕾。
20)今にも、開花しそうなガクアジサイ。


追加
21)たまたま、撮ってあった露出補正0のサンプルです。
ヒストグラム
22)白いシャツの一枚を、Adobe Camera RAW 7.1でRAW現像してみました。
露出のバランスを適正に下モノです。
ヒストグラム

<<お知らせ>>

土屋勝義先生の人物撮影テクニック(東京)(4回講座)エピソードII
今回のスケジュールは以下となっています。
1回目 5月12日(土) 13:00-16:00 撮影 東京都内 ←新宿モノリス。
2回目 5月25日(金) 19:00-21:00 講義 新宿モノリスビル
3回目 5月27日(日) 13:00-16:00 撮影 東京都内 ←STUDIO STANDARD 玉堤B?
4回目 6月 8日(金) 19:00-21:00 講評 新宿モノリスビル

夏のオリンパス新製品の第一弾として、
「ポートレート撮影をはじめ、スタジオ撮影、舞台、屋内スポーツの撮影などに最適な焦点距離
 150mm相当(35mm判換算)の単焦点望遠レンズです。合理的なレンズ設計により、
 大口径F1.8の開放からシャープでヌケのよい描写力を発揮します。
 レンズ表面には反射防止コーディング“ZEROコーティング”を施すことで、
 ゴーストやフレアの発生を極限まで低減させました。静止画も動画もスムーズに撮影できる、
 高速&静音のオートフォーカス“MSC機構”を搭載しています。」
 9群10枚(EDレンズ3枚、HRレンズ2枚)によって、軸上色収差と球面収差を補正しています。
 絞り羽根9枚(円形絞り)、最短撮影距離84cm、フィルター口径Ø58mm
 大きさは、Ø64x69mm(最大口径x全長)重さ305g
 オプションのレンズフード「LH-61F」
 オプションの金属製レンズキャップ「LC-61」
そして、オリンパスオンラインショップで予約キャンペーンが始まっています。
これは、3年間の保証を受けられる延長保証サービスに加えて、お買い上げ日から3年間で2回、ピントや絞りなど、指定する項目の診断と各部クリーニングを実施する無料診断サービス付きキャンペーンです。

OM-D E-M5ですが、OM-D本体、関連製品、全て、3月31日(土曜日)発売されました。
オリンパスオンラインショップでは、各モデル通常の販売を受け付けています。

オンラインショップでは、リニューアル記念キャンペーンを実施しています。
「対象期間中に、一回のご注文で5万円以上(税込)(※1)ご購入のうえ、応募された方にOMシリーズまたはPENシリーズのカメラがデザインされたプレミアム切手シート(非売品)をもれなくプレゼントしております。」