雪の降った1月20日の翌日。
その様子は、既に書きましたが以下となります。
朝7時過ぎに10分間だけ、雪の様子を撮影してきて、そのままアップした速報記事でした。

その翌日、土曜日の1月21日は、一日中雨でした。
雪になるほど冷え込んでいませんが、一日中寒かったです。
夜になってから、近所の駅前スーパーまで買い物に出かけました。

せっかくなので、雨の中のシーンを撮ってみようと、
全然防塵防滴でなくて水分にはからっきし弱いOlympus E-P3とM.ZD 45mm F1.8レンズを持ち出しました。
F1.8と明るいレンズに任せて、撮ってみると、以外に夜景も撮れますね。
雨も降っているので一段と難しいシーンではありますが、ボディ内手振れ補正と、
軽いボディ+レンズをしっかり抱えて、出来るだけブレないように撮ってみます。

このレンズは、焦点距離が45mm(35mm換算90mm相当)ですので、
1/90秒以上のシャッタースピードであれば、手振れ補正なしでも問題ありません。
手振れ補正で、3段分くらいの効果は稼いでいますので、
1/90秒→1/45秒→1/22.5秒→1/11.25秒くらいの計算になります。
これを、カメラ式の数値で表現すると、
1/100秒→1/50秒→1/25秒→1/13秒
となりますので、代替、1/10秒から、1/13秒くらいが手振れしなで撮影出来る限界と思われます。
これに、感度を上げていけば、常用がISO200として、ISO400で2倍、ISO800で4倍早いシャッタースピードで撮影出来ますので、さらに、手振れしない撮影領域が広がります。

ただし、被写体は、動いていることに変わりませんので、
いくら手振れ補正が効いても、被写体のブレない限界を超えると、被写体ブレを起こします。
これは、手振れ補正に関係なく決まります。

歩いている程度であれば、1/60秒以下になると、手足が動いて見えます。
ヒトの動き出れば、1/250秒以上ないと、速い動きがブレて見えます。
さらに、スポーツや、車の動きなどは、1/500秒以上ないと、止まって見えません。
少しでも、動いて見えると、ブレが記録されます。
スポーツなどで、手足などが動いて記録されるのは、躍動感に繋がるので、それはそれで良いのですが、
首や、目の動き、腕の動き、足の動きをピタッと止めるには、1/500秒から、1/1000秒のシャッター速度が必要です。

これは、昼間でも、夜でも、室外でも、室内でも同じです。
室内で、お子さんや、ワンちゃん、猫ちゃんの動きが上手く撮影出来ないのは、当たり前のことです。
日中晴天と違って、室内は、暗いです。
暗い中で、高速なシャッターを切ると、十分な光がない状態で、途中で撮影を打ち切るようなモノですので、
非常に暗く写りますし、場合によっては、真っ暗な写真となってしまいます。

暗い中での撮影の場合、
○明るいレンズを使用する。F4→F2.8→F2.0→F1.4→F1.2→F1.0(F0.95)
 明るければ明るいほど、早いシャッタースピードでも、明るく撮影出来ます。
 但し、被写界深度が浅くなりますので、ピントの合う範囲が狭くなります。

○ISO感度を上げて、高感度撮影をする。
 ISO100→ISO200→ISO400→ISO800→ISO1600→ISO3200→ISO6400→ISO12800→ISO25600
 高感度にすれば、2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍、128倍、256倍高速なシャッターが切れます。
 例えば、ISO感度100で、1/25秒でしか撮影出来ないとしても、ISO800にすれば、1/200秒で撮影できます。
 暗くて、1/10秒で撮影するところでも、ISO3200ならば、1/320秒で撮影できるハズです。
 これに、明るいレンズを併用すれば、夜でも、1/500秒も可能になる分けです。

○フラッシュを使用する、外部ライトを使用するといった、ライティングを行う。
 室内を明るくして、写真館や、撮影スタジオのような状態にすることです。

○三脚を使用する。←夜景撮影の基本です。
 被写体ブレは防げませんが、暗い中でも、手振れのないしっかりした撮影ができます。

そこで、夜の撮影で、少しでも動きのあるモノを撮る場合、2つの戦略があります。
○明るいレンズで、ISO感度を上げて、高速なシャッターで、被写体をピタッと止めて撮る。
 これには、場合によって、フラッシュ・ストロボを発光させることもあります。
○絞りを絞って、ISO感度は下げて、スローシャッターで、被写体のブレ・動き・動感を撮る。

夜の雨の場合、濡れた路面に反射する色づいた光がキレイです。
濡れた路面を中心に撮る事も多々あります。

今日の写真は、いつものように、クッキリ、ピッタリの写真ではありません。
結構、ブレブレ、もやもやだと思います。
夜を愉しんで、雨を愉しんで、光を愉しんで頂ければと思います。

いよいよ本日から、西新宿のエプソンepSITE内「励みの壁」にて写真展開始ですが、
来週のゴミゼロ倶楽部の告知です。
たった3日間の写真展ですので、是非、お見逃しないようにお願いします。
お奨めは、2月4日に、先に、新宿公園のエコギャラリー新宿でゴミゼロ倶楽部写真展ご覧の後、
新宿三井ビルのepSITEでのPhotoAritst2012写真展をご覧頂ければと思います。

第4回ゴミゼロ倶楽部写真展
場所:エコギャラリー新宿 展示ホールA・B
会期:2012年2月3日(金)から2月5日(日)
時間:10:00から18:00です。(初日は展示の関係で14時から、最終日は、16時までです)
ゴミゼロ写真展は、エコギャラリー新宿 展示ホールA・Bです。
PhotoArtist 2012写真展は、新宿三井ビル一階のepSITE内「励みの壁」です。


機材は、いつものOlympus E-P3+M.Zuiko 45mm F1.8レンズです。
1)隙間から。
2)冬の雨の夜は寒くて。
3)キレイなシルエットのヒトが、やってきました。
4)雨の夜の自転車。
5)夜を走る。
6)すれ違う車たち。路上に駐車中のトラックを避けて。
7)出会い頭の。
8)雨の夜。ブレるなら、ブラしてしまえ。斜めにカメラを振って。
9)雨の日の交差する人々。一人一人は、自分が周りの人達とすれ違っていることには気づかない。
10)amatsubu。