12月31日の大晦日の日の続きです。
暮れも押し迫った12月31日大晦日の黄昏時に出かけていった続きです。
ちょっと用事があって、隣町まで出かけ前に、地元の駅前広場の寂しげーな夕日のシーンから、
移動して、初詣に訪れる予定だった白山神社に立ち寄りました。
ここの大きやきは、歴史的遺物らしくて、関東でも有名らしいです。
ただ、2本の大ケヤキのうち、立派そうなのは、新しいケヤキで、本物は、少し上にあるちょっと朽ち果てた方です。
ということで、隣町まで、買い物に出かけたのですが、途中、逆方向の駅前広場に大回りして、
余計な時間を潰してしまった後で、歩いて、隣町まで、行く途中に、神社があります。
初詣前の、準備万端ですが、落ち着いてヒトのいない神社を眺めて回ります。
ところで、敬服する写真道のシャドーさんから、素晴らしいお便りが来ました。
要約しますと、
「写真を熱心学んでいる印象だが、まだ、迷いが大きく感じる。
写真教室でも、写真の上達での最重要点を教えてくれないものである。
最重要点とはズバリ、フレーミングであり、どのように考えてフレーミングするかであること。
次回からは、1枚ごとに時間をかけてフレーミングを考えてみたら、どうでしょう」
という、最近の悩みをそのものズバリでした。
光の明暗に拘って、逆光を好んで撮っているので、露出には、それ程困っていません。
なによりも、印象深い写真となるには、一にも二にも、フレーミングであることを再認識しました。
さらに、
悩んでいる点を返信すると、追加のアドバイスが来ました。
こちらも、備忘録として、要約すると
「構図と、フレーミングは似て非なるモノ。
現実の被写体(主役・脇役、背景)は、印象度・存在感もバランスもマチマチなので、
パターン化された構図に当てはめることは難しく、無理に構図を意識すると悪影響となる。
そこで、フレーミングこそ、意識すべきことであること。
フレーミングとは、 被写体と狙いの組み合わせが最高となる「切り取り方」を決めること。
じっくりと、フレーミングの練習をしていくと、上達が早い。
それには、まず、望遠レンズで練習する。
そして、次は中望遠の単焦点レンズで練習する。
さらに、次は明るい標準の単焦点レンズで練習する。
最後に、広角レンズでの切り取りを練習する。
ポイントしては、
○望遠ズームで切り取り感覚を掴む
できるだけ狭い範囲を写すように、必要最小限の被写体範囲だけ写す
主役の全体を入れようとせず、主役の一部を入れないような意識も大切
○中望遠で、街中での切り取りと足を使ってのフレーミングを学ぶ
足を使いながら切り取る練習
背景のぼけ具合が変わると、写真の印象がどのようになるのかを掴む
○明るい標準の単焦点レンズを学ぶ
切り取りながらも、遠近感などを意識する
主役の特徴や写真の狙いを邪魔しないようにと、背景を整えることが大切
○広角レンズでの広がりと遠近感、広角ならではの切り取りを学ぶ
広角レンズの特長を生かす形で、遠近感の利用、広さのコントロールなども一緒に考える
広角だから何でも広く写すのではなく、必要な範囲を切り取る意識が大切。
最初は写す範囲だけを考えますが、画角が広くなることで、背景の生かし方や、
遠近感の利用、広さのコントロールなども一緒に考えるように進みます。
画角を広げながら、フレーミングの上達を段階的に進ませる。」
非常に素晴らしいアドバイスなので、金言として、載せておきます。
よく写真家の先生達が、写真学校時代に、
一年間標準域の○○mmレンズだけで通して、次の一年間を、別の望遠域の△△mmレンズで通して、
また、次の一年間を、広角域の□□mmレンズで通して、
標準域、望遠域、広角域を肌で掴んだという話に通じることです。
やはり、写真の道も、基本が重要です。
それも、頭で考えるのではない、肌に身につく距離感、フットワーク感、画角感覚、その集大成として、フレーミング感覚なんでしょうね。
機材は、Olympus E-5+ED14-35mm F2.0SWDレンズです。
35mm換算、28mm相当から、70mm相当の低倍率の開放F値2.0と明るい大口径標準ズームです。