最近の良くできたコンパクトデジタルカメラと、デジタル一眼レフカメラでは、なにがどう違うのだろうか?
写り?
綺麗さ?
光に強い?
闇に強い?

もっと、心情的だと。
キレの良さ?
情感?
写した空間そのもの、空気感?
写っているモノの鼓動が聞こえる?

あるいは、
撮影のテンポの良さ?
どんな所でも、思うとおりにシャッターが切れる?
思うとおりに撮れる?
闇夜から真っ白まで、露出補正の範囲が広い=表現力が幅広い?
優秀なレンズがあって、それと交換できるかもしれない?

一つ一つは、大きな違いではないかもしれません。
その積み重ねが、撮影の心情、信頼感に繋がっているかもしれません。

以前、Z900EXRの記事になどで、書いたかと思いますが、
コンパクトデジタルカメラは、どんなに優秀でも、偶々(たまたま)撮れてしまった写真。
デジタル一眼レフカメラは、どんなに駄作でも、撮ったヒトの意思がこもっている写真。
という違いがあると思います。

今後、今お借りしているフジフィルムのF550EXRや、オリンパスXZ-1に代表される高級コンデジも、
楽々撮れるコンデジの王道路線と、XZ-1のような一眼レフライクなヒトの意思の通りに撮影する路線に、分かれれていくのかもしれません。
あるいは、マイクロフォーサーズのようなミラーレス一眼が、その場所に居座ってしまうかもしれません。
いよいよ、小型化が進むミラーレス一眼は、レンズ交換しない固定レンズ式という姉妹機を生み出すかもしれません。
その先駆けが、Leica X1であり、フジフィルムのX100のような、固定レンズ式のAPS-C撮像素子カメラです。

そして、通常のミラーレス一眼も、交換レンズを省いた高級コンデジと見まごう製品も十分可能だと思います。

その場合、小さく軽くしたいカメラボディと、大きな撮像素子と、大きなレンズとの折り合いの闘いかと思います。ただ、レンズ交換式では、達成不可能なことも、固定レンズ式ならば可能だと思います。

話は、それましたが、今日のテーマは、原点に立ち返って、「良い写真を撮るには」です。
最近、ついつい、便利だからと、みんぽすさんからお借りしているコンデジF550EXRや、オリンパスXZ-1を多用しています。
それは、撮り出して、直ぐ撮れて、その場の記録写真としては、最高に便利です。

ただ、惜しむらくは、コンデジ画質です。
コンデジとしては、高性能なレンズのお陰で、昼間の撮影での非常に高い評価のXZ-1でさえも、夜はからっきしダメです。

そして、撮影の楽しみの1/3〜半分は、光と影の影=夜を撮る事です。
その撮影には、明るいレンズと、一眼レフカメラが一番です。

結果としての写真のキレが違います。
撮りたい光景の、撮りたい部分が撮れます。

今日の写真は、そんな欲求不満から、通勤に持ち出したOlympus E-5+ED50mm F2.0 Macroレンズに撮影した夜のヴィータイタリア(汐留イタリア街)の光景です。

ランチ時に訪れる昼間の顔とは大分違います。

時間のせいもありますが、人気も少ないです。

機材は、久々、通勤に持ち出したOlympus E-5+ED50mm F2.0 Macroレンズです。
1)
2)夜の連絡通路
3)青く照らされた連絡通路内
4)夜のテーブル席は、少しの光に照らされて
5)スポットライトは、床に。テーブルとイスの脚がシルエットと化して。
6)昼間は気づかないイルミネーションも。
7)闇夜に伸びる木の陰も。
8)ミドリのテーブル上のランタンと影。
9)赤いテーブルのランタン。
10)光を照らした看板。
11)広場を急ぐヒトたち。
12)MI FIOREさんの入り口も、一段と異国風です。
13)闇夜に光るFioravanteさんの看板。
14)連絡通路のヴィータイタリア側からの夜景。