3月26日の土曜日。
3月いっぱいでテストを完了して、検収を上げなければならない仕事があって、
会社のチームで休日出勤となりました。
今回は、その朝の出勤時と、昼食時から会社へ戻る時点での撮影です。

日常の中でのスナップの場合ですと、何かテーマを持って撮ろうとしていることは少ないです。
もちろん、夜間など、夜景スナップにならざるおえないコトも多々ありますが、
日中は、花(さくら、梅、薔薇など)を撮りに行くとか、東京タワーを撮りに行くとか、
目的がある場合は、それに専念しますが、
それ以外では、目についたモノ・ヒトを撮っている事が多いと思います。

特に、街中では、明るいシーンでは、影を探しますし、
暗いシーンでは、光を探します。
どうしても、明暗両方のあるシーンを求めてしまいます。

できれば、光が差し込んでいるシーンが最適です。
そこを光を浴びながら通り掛かるヒトがいれば、最高です。

全くの昼間の明るい場面の場合には、アートフィルターのドラマチックトーンが活躍します。
このドラマチックトーンは、僅かな陰影を捉えて、大きく増幅してくれます。
つまり、明るい光に照らされて、肉眼では分かり難い陰影を、
ある意味、大げさに表現してくれますので、
明るいところで、明暗のついたシーンを撮れるわけです。

また、ドラマチックトーンは、暗い部分をハッキリさせるために、
明るい部分は、そのままに、暗い部分だけ1段〜2段程度明るく持ち上げてくれます。
つまり、夜景や、暗いシーンが得意なわけです。

難点は、人肌がくすんでしまうことです。
あまり、アップのポートレートなどには利用できませんね。

さて、今日の写真は、土曜日の汐留で見かけた光と影のシーン達です。


機材は、Olympus XZ-1です。
こういった光と影の混在したシーンでも威力を発揮してくれます。
もちろん、E-5などのデジタル一眼レフであれば、もっと深みのある一枚一枚が撮れますが、
撮りたいという心、(撮った一枚一枚を)見せたいという心に、十分応えてくれます。
1)汐留の観光客の女性。多くの土地勘のない方が立ち止まって確認されます。
 もちろん、仕事のために当地に初めて来た頃は、私も同様でした。
2)いつもの吹き上げですが、暗い中に光が差し込んでいます。
 アートフィルターのドラマチックトーンで。
3)スポットライトのような差し込んだ光だけアップで。
4)吹き上げの天井。ガラス越しに見る青空と汐留のビル群の光景が好きです。
5)飾り付けが見事な花屋さんにて。
6)花屋さんのレジ回りには、フラワー系のアロマなモノ達も。
7)暗がりの中に浮かび上がる花たち。
8)この午後過ぎの時間は、エスカレーターの一角だけが光っていました。
9)「光のエスカレーター」は、幻想への階段。天国へのエスカレーターでしょうか?
10)天使の如く舞い降りてくる女性。