今朝は、曇り空ですが、蒸し暑いです。もう、連日の茹だるような暑さに参ってしまう日曜日の7月14日です。

PHaT PHOTO繋がりで友人(というとおこがましいのですが)である
ゆるかわ写真家のきょん♪さんが、個展を開催されます。
みなさんも、ほんわかされる素敵な写真満載だと思いますので、
是非、お時間を作って、ポパイカメラ自由が丘2号店 まで伺って頂ければと願います。

川野恭子(きょん♪) ゆるかわ写真展  『 トキメキ 』 

期間 : 2013年7月12日(金)~21日(日) 17日(水)は定休日
時間 : 11:00~20:00
場所 : ポパイカメラ2号店2階ギャラリー 入場無料
※きょん♪さんの在廊情報は、TwitterやFacebookでお知らせされるそうです。
Facebookでのイベントは、こちらです。



今日のテーマは、オリンパス独自のアートフィルターの最新版ウォーターカラーの続きです
前回の記事も、賛否両論というか、まだまだ、否定が多いようです。
友人からも、あれは、写真じゃないとメッセージを頂いています。
正直、自分でも、リーニュークレールや、ウォーターカラーは、写真じゃないと思います。
これに、Photoshopの油彩フィルターの3つは、大きく写真から踏み出したフィルターだと思います。

本来の記録写真としての意味はないと思いますので、記録ではなく記憶に呼びかける存在です。
原色に忠実な色合いに対して、記憶に近い表現色として記憶色があります。
類推すると、記録写真ではなく、記憶写真なのかもしれませんね。
そういった点から、禁断の魅力なのかもしれません。

リーニュークレールは、ピントが合った部分の繊細な描写を残しながら、線画調、イラスト風に作り替えます。
今回のウォーターカラーは、文字通り水彩画の世界。明るく、黒いモノをなくし(黒い部分を白くし)、色を強調して、階調を少なくしたハイキーな世界観です。
 ウォーターカラーも、ピントが合った部分の描写は非常に良かったりします。

Photoshopの油彩フィルターは、写真を油彩絵画調に綺麗に作り替えます。

これらは、写真を記録として残し、そこから、絵を描いていた画家の皆さんの一番単純な模写の部分を真似している機能だと思います。
人間の実際の描画の場合には、これらをデッサン、原画と考えると、人間の手による強調・緩和、立体感、
陰影、奥行き、人物の表情のなどの微細な書き込みなど、
平面な絵だったものに、方向性、タッチを加えて、絵に魂を入れる作業になると思います。

そこからすると、これらのフィルターには、撮ったヒトの魂を込めるプロセスが欠けているのが
物足りなさ、本物じゃない感、偽物感、人工物的な原因な気はします。

では、撮影するだけのカメラマンに、こういったフィルター付きの撮影において、
魂を込める余地はないでしょうか?

そんな事は無くて、一人一人の微妙な個性の差を盛り込むコトが出来れば、
後は、撮影した写真がイキイキしているかどうかに尽きてくると思います。

こういった作り込むタイプのフィルターについては、
千差万別の調整・微調整ができる余地を持って欲しいです。
ちょうど、Sigma DP2Mや、Sigma DP3MerrillのRAW現像に格闘したときのように、
Sigma Photo Prodでの沢山の調整パラメータに対して名前を付けて保存できたように、
こういったイラスト調・水彩画調・油彩画調のフィルターにも、
沢山の調整パラメータに対して名前をつけて、さらには、それをカメラ側に取り込み、
選択して使用できるようになるのが理想的です。

Sigmaさんは、RAW現像ソフト内では、名前をつけて保存、取り込み、選択できますが、
カメラに持って行くコトは出来ていません。

少し違いますが、Canonでは、Picture Style Editorで作成したPicture Styleを、
カメラに最大3個まで取り込みして、通常のPicture Styleと同等に選択して撮影出来ます。
そのお陰で、作者の方の善意の元に、Velvia風ピクチャースタイルがInternet上にあって、
それをダウンロードして、手軽にVelvia風の撮影を楽しめたり出来ます。

今後、手の込んだフィルターをだされる場合には、こういった点を考慮して、
フィルターの調整やPicture modeの調整を保存して、再利用する機能や、
ひいては、Canonのように、Picture Mode Editorを用意して頂ければと願いますね。




昨日は、冒頭の紹介している ゆるかわ写真家 きょん♪ さんの個展を拝見しに、
自由が丘に行ってきました。
その後、副都心線で移動して、新宿3丁目から、新宿通を散歩しながら、花園神社にでてから、
都営線で移動して、神田小川町オリンパスプラザ東京で、PhotoArtist講座の出展の受け取りと、
打ち上げを行ってきました。



撮影機材は、Olympus E-P5+M.Zuiko 17mm F1.8レンズ+VF-4です。
2048x1536サイズですので、画像をタッチしての拡大にはお気をつけ下さい。
1)交差点の自転車
2)タクシー降りながら。
3)赤が浮き上がりますね。
4)赤いシャツは印象深くなりますね。
5)タイルや煉瓦敷きは似合っているようです。
6)色のあるモノが多い方が良いようです。
7)新宿区役所をみて
8)遊歩道で
9)ゴールデン街入り口
10)ゴールデン街の一角の酒場
11)ほぼ、同じカットのウォーターカラーバージョン。
 少しでも、ピントが合っていないと、そのボケ感が写真の場合よりも強調されるようです。
12)花園神社の狛犬
13)この日撮った中では、ベストでしょうか?
 神社の赤い欄干と、緑と、空の青が合わさると綺麗です。
14)
15)鳥居の写真
16)ウォーターカラーで鳥居




<<予定表>>
オリンパスのFotoPusの夏感謝祭が、8月4日からオリンパスプラザ東京であります。
☆フォトパス感謝祭・夏☆2013☆(東京) (詳細は後日)
連動して、8月1日から、8月21日にかけてのロングランでオリンパスギャラリーでFotoPus写真展があります。
FotoPusみんなでつくる写真展 (オリンパスギャラリー)
この中のFotoPusみんなでつくる写真展 街コミュに参加しています。

blogのヘッダーの写真を変更しました。Sigma DP3 Merrillで撮影した中の一枚です。