さて、さらに、仙台での続きです。
○「Photo Aritst 2012講座の続きですが、真昼の仙台と、撮影実習後、夜の仙台。

斎藤先生方に合わせて、他のPhotoArtist 2012講座参加者方と示し合わせて、R&Bホテルという広瀬通にあるこぢんまりしたホテルに宿泊しました。

ただ、この時期の週末(土曜日と祝前日)だけ異常に込んでいて、オンラインでは予約が取れませんでした。
問い合わせて、電話で予約したので不安でしたが、問題なく宿泊できました。

このR&Bホテルは、最近流行のドリンクや軽食(パン、卵料理など)の朝食がフリーとなるセルフサービス型の宿泊施設で、ワシントンホテル系列とのことです。

さて、2日目ですが、簡単に前日の晩に、PhotoArtist講座に参加したみなさんと、
次の日の予定(もちろん、撮影予定です)を相談してみると、
駅でレンタカーを借りて、仙台市内、そして、松島に行ってみようというコトになりました。


青い空がキレイで、白い雲が浮かんで美しい光景を見ました。

そこに駐めて、まわりを見渡してみると、
そこは、想像を絶する場所と化していました。

何もない。

ただ、何もない。

見渡す限り数軒を残して、何もない空き地とかしていました。

言葉には出来ない光景でした。

9ヶ月経って、あったであろう残骸も片付けられて、焼け野原となった終戦後を思わせるような光景。
日本では見たことも無い光景が広がっていました。

なぜか、橋の近くの道路脇に炊飯器がポツンと置かれていました。

見るも無惨なお墓に、花が置かれ、線香が焚かれていました。
そこは、霊園だったようです。
歩きながら、頬に滴るモノが。
溢れ出る感情に、涙が出ていました。

神よ、いったい、ここに住んでいたヒト達が何をしたというのです。
この静かに眠るお墓たちの何が、あなたの機嫌を損ねたのです?

悲しい。


少し離れた先、海沿いに、サイクルセンターがあったようですが、
そこは、いまや、がれきの集積所となって、忙しく動き回るダンプカーの群れが彷徨うっていました。

為す術もなく、ただ眺める我々でした。

そして、松島に向かいました。
30分ほどで、観光地松島に到着しました。
ここは、甚大な被害を受けたリアス式海岸のようではなく、ひらけた湾内と、点々と存在する島々が、
防波堤になって、比較的被害が少なかったそうです。
美しい松島の光景は、そのままで、点在する島々も見事な光景を見せてくれます。

今や、必要なのは、復興というだけでなく、普通に観光に来てくれる観光客だと思われます。

まず、昼食を取ってから、せっかくなので、松島湾内一周の遊覧船に乗ってみました。
さらに、せっかくなので、悔いが残らないように、グリーン料金を払って、2階席に上がってみました。
すると、オープンな2階デッキもグリーン席からだけ利用できたので、良かったです。

今日の写真は、朝食から始まって仙台市内、被災地、そして、松島の遊覧船に乗ってまでです。

機材は、Olympus E-P3+M.Zuiko 45mmm F1.8レンズと、
Olympus E-5+ED14-35mm F2.0SWDレンズと、ED150mm F2.0レンズです。
1)R&Bホテルの朝食。フリードリンク、4種類ほどのペストリーと、ゆで卵がお代わり自由です。
ここから、Olympus E-P3+M.Zuiko 45mm F1.8レンズでの撮影です。
2)駅に向かって、アーケードに入ります。
3)
4)仙台のアーケードにて。
5)駅ナカを行く。駅レンタカーの営業所は、仙台駅西口と東口の中間にありました。
6)駅レンタカーに飾られたリース
7)駅レンタカーの駐車場への出入り口。
8)仙台駅で見上げた青空。
そこは、海岸少し手前の場所でした。
ここから、Olympus E-5+ED14-35mm F2.0SWDレンズでの撮影です。
9)そこは、見渡す限りの空き地の上に、キレイな雲が浮かんだ青空が広がっていました。
10)川に映り込んだ青空と雲は、空と一体化しているようでした。
 よく見ると、掛かっていた橋がないようです。
移動して、松島に到着しました。
11)駐車場近くの料理屋さんへ。
12)近郊でとれたマグロ丼
13)絶景の松島湾
14)この松島湾一周の遊覧船に乗り込みます。
15)桟橋から見る松島の光景。
16)遊覧船のグリーン席の2階デッキから見た船着き場。
17)有名な松島の赤い橋が見えます。
18)
19)青空と雲と、かもめと。
20)水際に降り立つかもめ。ED150mm F2.0レンズ特有の高精細な描画が際立ちます。
 ここから、Olympus E-5+ED150mm F2.0レンズでの撮影です。
21)光舞い降りる松島。ED150mm F2.0レンズで撮った遠景では、微妙な雲のグラデーションが再現。