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MZD45mm F1.8レンズに可変NDフィルター(ND2-ND8)で、お昼休みの浜離宮恩賜庭園を撮る。その2 [OM-D E-M5]

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<<追記>>
忘れていましたが、この記事が、丁度、555記事目でした。
555ということは、ファイズΦですね。←なんのこっちゃ?
まあ、クーガから続く平成仮面ライダーファンとして。
<<追記終了>>
6月30日、6月最終日となる土曜日の朝です。
真夏のような日差しと、点々とした雲が、梅雨というよりも、夏を感じさせます。
首都圏は、雨の途絶えた梅雨となっていて、昨日までで、6月中に連続6日して雨が降らないという、
何十年ぶりかの記録的な雨なしの梅雨となっています。
今日も、降りそうにないので、更に記録が伸びるようです。
しかし、明日の午後には、天候が崩れて、曇りから雨になるようです。
明日出かけるのになぁ。


さて、梅雨の晴れ間となった6月26日に浜離宮恩賜庭園へ行ってきた続きです。
前回も書きましたが、晴れている中でも、絞り操作をできるように、秘密兵器37mm口径の可変NDフィルターを装着して行きました。
これは、最近のミラーレス一眼のように、最高シャッタースピードが、1/4000秒や、1/2000秒と低く、
また、最低ISO感度が、ISO200(ISO100や、ISO50がない)と高い場合に、
明るいレンズの絞り開放近くでの露出オーバーとなる絞り値を低くするコトを可能とします。
例えば、ISO200で、絞りF2.8、1/4000秒で露出の限界となっている場合に、
NDフィルターがあれば、F2.0や、F1.8でも、使用可能となります。
特に、可変NDフィルターであれば、絞りの替わりに、こちらを回転させれば、
絞り開放のF1.8に固定したまま、シャッター速度が、1/4000秒以内に収まるように、
明暗を変化させていけば、真夏のような炎天下の眩しい状況で、
絞り開放で背景がよくボケていて、しかも、スローシャッターという不思議な写真も撮れるわけです。
(そのためには、ND効果の高い可変NDフィルターが必要となります)

仕組みとしては、PLフィルターに似て、2枚のフィルム状のフィルターが回転によって合わさったときの
光の透過率の変化によるようです。
PLフィルターの場合には、反射の除去や、濃淡の変化と供に、色ズレの問題もありますが、
その辺りは、実証された方のBlogが参考になります。
[DSLR Maestro]Shoot.09 動画撮影における可変式NDフィルターの検証

原理的には、2枚数のCPLフィルターを重ねて、偏光ではなくて、遮光する仕組みのようです。
通常のPLフィルターは、1枚の偏光板(偏光フィルター)を回転させる事で、自然にある光の中から、
特定の偏光された光を減光する仕組みです。
典型的には、反射光は、正面から見た光とは別の方向へ反射している光の束のため、
反射光だけを排除することが可能です。

そして、可変NDフィルターの場合には、2枚の偏光板(偏光フィルター)を回転させる事で、
透過できる光自体を調光するコトを目的としています。

この辺りのBlogの説明にも詳しいです。
可変調整NDフィルター


いつの間にか、可変タイプのNDフィルターは、いろいろ出ているようです。
以前消化したL.C.W.Fadlerは、MK IIモデルに変わっています。
名門ポラロイド製や、Hanwhaの廉価なモデルも出ています。
77mm口径や、82mm口径用にも、一つ用意しようかなと言う価格ですね。
  
今持っているL.C.W.Fadlerの旧型は、ND2からND8の可変タイプですが、ND2.5かND400というかなり幅広いタイプもでています。

これによって、マイクロフォーサーズ機全般の問題点である最高シャッタースピードが、1/4000秒までしかない難点が、かなり緩和されます。
ただ、NDフィルターといっても、可変NDフィルターは半透明のフィルムを間に挟む関係上、若干の画質が劣化するのは避けられない気がしますが、撮れない条件で撮れるようになる効果は絶大です。
真昼の炎天下の光燦々と輝くところで、絞り開放F1.8のままで撮れるコトは大きいです。


ということで、昨日の続きで、浜離宮恩賜庭園での撮影からで、潮入の池近くから、
改装されてキレイになったお伝い橋、御茶屋を含めた浜離宮らしい光景です。

今回の撮影は、OM-D E-M5と、M.Zuiko 45mm F1.8レンズに、可変NDフィルターです。
1)お伝い橋が真新しいです
M6269583_1280x960_補正済.jpg
2)真昼の雲。
M6269588_1280x960_補正済.jpg
3)
M6269592_1280x960_補正済.jpg
4)お伝い橋の欄干をみて
M6269596_1280x960_補正済.jpg
5)潮入の池の池面と玉ボケ
M6269601_1280x960_補正済.jpg
6)御茶屋の張りだし
M6269606_1280x960_補正済.jpg
7)しらさぎでしょうか。
M6269615_1280x960_補正済.jpg
8)
M6269620_1280x960_補正済.jpg
9)紫陽花
M6269627_1280x960_補正済.jpg
10)この時期ならではの光景。
M6269631_1280x960_補正済.jpg
11)光る緑のモミジ
M6269638_1280x960_補正済.jpg
12)潮入の池に佇む御茶屋
M6269640_1280x960_補正済.jpg
13)何故か、赤い葉っぱ
M6269643_1280x960_補正済.jpg
14)御茶屋がのぞく
M6269644_1280x960_補正済.jpg
15)真昼の鴨たち
M6269648_1280x960_補正済.jpg
16)休憩所をみて
M6269655_1280x960_補正済.jpg
17)東京タワーをみて
M6269656_1280x960_補正済.jpg




<<お知らせ>>
いよいよ、発売日が2012年7月6日と発表されました。
「ポートレート撮影をはじめ、スタジオ撮影、舞台、屋内スポーツの撮影などに最適な焦点距離
 150mm相当(35mm判換算)の単焦点望遠レンズです。合理的なレンズ設計により、
 大口径F1.8の開放からシャープでヌケのよい描写力を発揮します。
 レンズ表面には反射防止コーディング“ZEROコーティング”を施すことで、
 ゴーストやフレアの発生を極限まで低減させました。静止画も動画もスムーズに撮影できる、
 高速&静音のオートフォーカス“MSC機構”を搭載しています。」
 9群10枚(EDレンズ3枚、HRレンズ2枚)によって、軸上色収差と球面収差を補正しています。
 絞り羽根9枚(円形絞り)、最短撮影距離84cm、フィルター口径Ø58mm
 大きさは、Ø64x69mm(最大口径x全長)重さ305g
 オプションのレンズフード「LH-61F」
 オプションの金属製レンズキャップ「LC-61」
そして、オリンパスオンラインショップで予約キャンペーンが始まっています。
これは、3年間の保証を受けられる延長保証サービスに加えて、お買い上げ日から3年間で2回、ピントや絞りなど、指定する項目の診断と各部クリーニングを実施する無料診断サービス付きキャンペーンです。

OM-D E-M5ですが、OM-D本体、関連製品、全て、3月31日(土曜日)発売されました。
オリンパスオンラインショップでは、各モデル通常の販売を受け付けています。

オンラインショップでは、リニューアル記念キャンペーンを実施しています。
「対象期間中に、一回のご注文で5万円以上(税込)(※1)ご購入のうえ、応募された方にOMシリーズまたはPENシリーズのカメラがデザインされたプレミアム切手シート(非売品)をもれなくプレゼントしております。」

非常にマイナーなtipsですが、
OM-D E-M5でフォーサーズレンズをマウントアダプタ経由使用すると、AF精度が今ひとつのようです。
ざっくりとは合っているのですが、ここというピンポイントでは大抵外れています。
そこで、拡大AF機能を使用する方法の紹介と、
禁断の手段かもしれませんが、MFアシスト機能を使用してみています。

特に、Leica D Summilux 25mm F1.4のように明るい大口径レンズの場合には、
位相差AFでもピント合わせが至難だったりします。

同様に、コントラストAFで、明るい日中ですと、コントラストがなかなか付かないことが多いので、
AF合焦は一つの指針(目安)程度だったりします。

S-AF+MFを使用しても、EVFの原寸大表示のままでは、AF合焦以上の精度で、MFで合わせ込むのは困難です。
そこで、拡大してMFという機能が重要となってきます。

Fn2に、拡大AFという、ボタンを押すと、拡大表示する機能がありますが、
この操作を多用していると、撮影動作の流れ=手際の良い操作感を少しスポイルしてしまいます。

但し、この拡大AFの機能で便利なのが、緑の四角で表示されるAF枠の縮小表示です。
通常は、全画面の35分の1がAF枠となりますが、この拡大AF使用中は、
更に、拡大率(5倍、7倍、10倍、14倍)に合わせて、AF枠が縮小されます。
例えば、拡大率14倍にしてあると、全画面の1/35のさらに、1/14の小さな緑の枠がAF枠となります。
その小さな範囲にスポットでAF合焦するようになります。
また、当然ですが、その小さなAF枠のまま、全画面内を移動できます。
ここで、OKボタンを押すと、拡大表示に切り替わり、そのまま拡大中のAFも効くようになります。
なお、AF拡大率は、この拡大表示中に、ダイヤルで変更します。(5倍から、14倍まで)

この拡大AFは、慣れると便利ですし、かなり小さなAFターゲット枠を利用可能になりますので、
AFのままで、精度を高めるのに適しています。
また、MFアシスト機能のように、ピントリングと連動していないので、MFレンズでこそ価値が出て来ます。
なお、拡大AFとMFアシスト機能は排他利用のようで、拡大AF使用中はMFアシストは停止しています。
ある意味、MFアシスト機能の一時停止としても利用できます。

しかし、いちいち、Fn2を押したり、長押しして解除したりしては面倒な場合も多々あります。
そこで、活躍しそうなのが、MFアシスト機能です。
残念ながら、AFレンズにしか使用できませんが、AF合焦に関わらず、
ピントリングを少しでも動かすと、拡大表示(5倍、7倍、10倍、14倍)して、
MFでのピント合わせをアシスト(補佐)してくれる機能です。

詳しくは、E-meisterのMFアシストの説明から。

ただし、コレが最初に搭載されたE-P1の頃は、操作性が悪くて、
再度、シャッター半押ししてAF作動するか、一旦再生などして、MFアシスト状態を解除しないと
ならなかったのですが、最近は進化して、MFアシスト状態になって暫くすると(1秒程度)、
自動的にMFアシスト解除になって、構図を再確認できる=シャッターを押して撮影できるようになっています。
これで、撮影の流れは、スムーズに行えます。
1.通常にシャッター半押しで、AF合焦させる。
2.少しピントリングを動かして、拡大表示させる。
3.MFとして、ピントリングを動かして、とことん、ピントを追い込む。
少し待つ。
4.自動的に、1.のシャッター半押し状態に戻るので、構図を再確認する。
5.シャッターを押し込んで撮影完了。

惜しむらくは、MFアシストのピントリングのキャッチが敏感すぎて、
レンズの絞り羽根挙動などでも、反応してMFアシストが起動してしまい
勝手に、拡大と、縮小を繰り返したりします。
そういったときに、上記の拡大AF機能をオンにして、MFアシスト機能を一時停止するのもあります。

今後の希望としては。
A)MFアシストのピントリングキャッチの反応時間を調整可能にして欲しい。
  あるいは、レンズ自体の絞り羽根動作での誤作動をさせないように対応して欲しい。
B)MFアシストの自動解除時間の指定(0.1秒から、0.1秒刻みで1秒まで、2秒、3秒、5秒など)
をお願いします。

このお陰で、明るいレンズでの日中や逆光でのピント合わせ込みが楽になりました。

現時点で判っているOM-Dのミニ知識。
○拡大時のシャッター半押し機能設定がありますが、標準では、mode1になっています。
mode1:シャッター半押しで、拡大表示をキャンセルして通常画面に戻ります。
mode2:シャッター半押しで、拡大したままAF動作します。
また、この機能は親指AF時にも連動していますので、mode2にしていないと、拡大表示時の親指AF操作ができなくて、使いにくいと思われます。
また、マニュアルフォーカス使用中で、拡大表示している場合にも、このモード設定によって、挙動が変わりますので、構図を直ぐ確認したい方は、mode1、拡大表示したままでピントを追い込みたい方は、mode2を選択する方が良いと思います。

○内蔵EVFのフレームレートは、ピクチャースタイルをi-Finish以外に設定している時に選択できます。
○また、内蔵EVFの高速フレームレートは、フルライムAF設定に優先する。
○さらに、内蔵EVFの高速フレームレート設定は、LiveView拡大表示中は、標準レートに下がる。
○2つのダイヤルの設定が、何も設定変更していない場合、
 A/Sモードでは、前ダイヤルが露出補正、後ダイヤルが、絞り・シャッタースピード。 
 Mでは、前ダイヤルが絞り、後ダイヤルがシャッタースピードでした。 

この配置は今までの機種で設定変更していたのとは逆なので、設定変更しました。 

○Fn2ボタンは、初期設定でマルチファンクションになっていますのが、
 この状態で、トーンカーブ表示されたハイライト・シャドーコントロール機能となっています。
 前ダイヤルがハイライトの調整、後ダイヤルがシャドーの調整となります。
 例えば、ハイライトを下げて白飛びを減らして、シャドーを上げて暗部を持ち上げて撮影が簡単にできます。
○電源スイッチは、E-3のような右下の位置です。 
○デフォルトのピクチャーモードがNaturalですね。 
 これは、上記の高速フレームレートの設定ができる・できないにも関係しているようです。
 できれば、i-Finishのままで、高速フレームレートの設定可能にして欲しいですね。
 次期機種への課題ですね。
○また未確認ですが、撮影後の自動画像表示については、撮影確認を1秒以上に設定しないと直ぐ消えてしまって判らない状況になるようです。
 ただし、9枚連写などの高速連写のためには、OFFか、0.3秒、0.5秒程度でないと表示が負担になりそうですね。

なお、OM-D E-M5の高感度画質向上の点から、オートISO感度の上限はISO1600の標準設定のまま、
ノイズフィルターの設定となる、長秒時ノイズ低減、高感度ノイズ低減はいずれもオフに設定しています。

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駅員3

15のお茶屋さんの写真から涼風が吹き出してきて、心地よい感じがしました!
by 駅員3 (2012-06-30 11:44) 

下総弾正くま

張りだし席で一服するのもオツですなぁ…(´ω`)
by 下総弾正くま (2012-07-01 00:49) 

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