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最近の話題を少々と、10月17日のお昼休みに訪れたヴィータイタリアの秋の気配から。 [DSLR/EOS 5D Mark II]

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ちまたでは、いくつかの話題で騒然となっています。
○タイの大雨・大洪水で、ニコン、キヤノン、ホンダなどの日系企業の工場に多大な被害が出たこと
 ニコンの場合、被害甚大で、高級一眼レフ以外のレンズ、カメラの殆どの生産がストップしているようです。
 ホンダも、多くのタイ製造車両が水没したようです。
 キヤノンは、インクジェットプリンタの製造がストップしてしまったようです。

水没ということで、復旧には時間が掛かるようです。
現時点では、3月くらいまで目処が立っていないようです。
円安いで、海外移転が叫ばれていましたが、こういった海外生産のリスクをどの程度織り込んでいる話なのでしょうか?
原発事故でもそうですが、経済・金融を最優先した考え方は、多くの場合、現実に起きえるリスクを軽視しがちです。
それは、計算できるリスクと、天災を含む計算できない・計算しにくいリスクがあるからです。
日本の場合、計算しにくいリスクになると、最小限のリスクで計算します。
そこが、計算しにくいリスクは、最大限のリスクで計算する欧米の場合と大きく異なります。
多くの場合、被害の最大値が読める国内のリスク計算を、全ての場合に適用してしまうからです。
また、それを行った責任者が、追及されないという日本的構造もおかしなモノです。

その結果は、どうでしょう。

今回を含めて、天災や、それをきっかけにした現実化したリスクに対して、
日系企業は、弱すぎます。

今回も、タイの大雨は予想しにくかったと思います。
ただ、一点集中で生産していたのはどうでしょうか?
分散化できなかったのでしょうか?

今後の海外生産のリスクは、大きな課題だと思います。

○例のオリンパスの社長(直前にCEOに昇格していたようです)解任事件。
 疑惑のケイマン諸島への不審な送金や、巨額の大型買収の焦げ付き。不審なことだらけです。
 現在の経営陣の総退陣と、巨額な損失の実体解明と責任追及が必要でしょう。

しかし、一部の経営者の不手際と、製品開発・製造・販売の皆さんへの応援は異なりますので、
オリンパスの製品を応援していく立場は変わりません。
大きな逆風となっていると思いますが、頑張って欲しいです。

○いきなり飛び出してきたフラグシップ機種Canon EOS 1D Xの発表。
 35mmフルサイズ・約1810万画素CMOSセンサー搭載
 進化した高性能映像エンジン「デュアル DIGIC 5+」
 常用ISO感度 100~51200*1
 最高約12コマ/秒*2(超高速連写モード時、最高約14コマ/秒)の高速連写性能
 10万画素RGB測光センサーによる新測光システム「EOS iSAシステム」
 被写体検知による高精度追従を可能にした「EOS iTR AF」
 F4のレンズで41点クロス測距が可能*3な、「61点高密度レティクルAF」搭載
 視野率約100%のインテリジェントビューファインダー
 高い信頼性を追求。マグネシウム合金製ボディ、防塵・防滴、高耐久シャッター
 多重露出撮影機能搭載
 選べる圧縮方式、タイムコード対応したEOS MOVIE
2012年3月下旬発売予定

従来、キヤノンのフラグシップ機種は、
高画質を追求したフルサイズの「 1Ds」シリーズと
高速性能に最も優れたAPS-Hの「1D」シリーズの2系統でしたが、
新製品“EOS-1D X” はそれらを統合し、高画質性能と高速性能を合わせ持った機種となります。

予価は、ヨドバシ、ビックカメラ等カメラ量販店で、648000円+10%ポイントくらいです。
安いところでの実売では、50万円台後半くらいでしょうか?
まあ、お値段を含めて、化け物です。
ただ、この性能のプロフェッショナルカメラが、Sigma SD-1よりも安いのが驚きですね。

気になるのは、「デュアル DIGIC 5+」と、操作性の改善です。
カメラ全面に4つのファンクションボタンを配置して、多くの機能が、ファインダーを見ている状態で、
操作できるようです。
例えば、多点AFのAFポイントの移動は、従来、背面の十字ボタンや、背面のコマンドダイヤル等で行う機種が多いのですが、このために、一旦、ファインダーから目を外して、背面を確認する必要があったりしました。
これらの作業が、カメラ前面のボタン、ダイヤル類だけで、操作できるようです。
また、新測光システム「EOS iSAシステム」も非常に興味深いです。

こららは、これから出来るハズの現行EOS 5D Mark IIの後継機種への搭載にも期待が掛かります。
画素数は、それ程上げなくても良いですし、連写性能もあまり上げなくて良いですが、
EOS 5D Mark IIの後継機での操作性の改善や、画質の改善などは、期待しています。

さて、今日の写真ですが、10月17日のお昼休みに、久々ですが、Canon EOS 5D Mark IIを持って、
ヴィータイタリア(汐留イタリア街)へお散歩に行ってきました。

今週は、天候不順なようですが、月曜日は、比較的天気も良かったです。
異国風の都会といった風情のヴィータイタリアですが、ほんの少し、秋めいてきたのかもしれませんね。
そのためか、ヴィータイタリアの一角には、トンボが飛び、止まっていました。

機材は、Canon EOS 5D Mark II+Sigma 50mm F1.4レンズです。
1)
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2)ヴィータイタリアへの連絡通路
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3)
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4)ガラスに映り込んだ青空と雲と。
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5)沿道を歩く女性。
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6)ヴィータイタリアの沿道
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7)
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8)
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9)ヴィータイタリアで空を見上げて
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10)何気ない看板が絵になります。
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11)
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12)
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13)
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14)
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15)
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16)ヴィータイタリアの広場をみて
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17)
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18)止まっていたトンボ。かなり近付いても逃げませんでした。
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コメント 4

ナツパパ

EOS1系列の、あの大きさと重さは今のわたしには厳しいです。
EOS5Dも更新されるのでしょうかねえ。
そうそう、両親宅でカメラを発掘しましたよ。
by ナツパパ (2011-10-19 18:02) 

hako

小さくて良く写るカメラが増えて欲しいですね。
Xレンズの辰野バージョンでも出れば最高です。
by hako (2011-10-19 18:03) 

えがみ

D3、1Ds3、M9、SD1、1DX、価格差は誤差の範疇で、相場に沿った無難な価格設定と思います。

キヤノンが統合ということはニコンの発表も気になります。1Ds3同様にD3Xも売れなかったようですから。
もう少し出せばPhaseOne/Hasselbladが買えてしまうわけで、実際私もそうしました。

仮にZDを買う前にD3Xが発表されたとしても、画質優先でZDを選び、D3Xを選択しなかったと思います。
1Ds3/D3Xは撮影条件を選びませんしシステム全体も軽量化出来ますが、過酷な環境では光量を得られないことも多々あるので、1D4/D3sの方が使い易いでしょう。


それにしても、どのメーカーも何か問題が発生しないと動かない場合が多いですね。
「リスク分散の為に複数の工場で同じ製品を作る。」
と提案しても
「起こるかどうかも分からない洪水なんか杞憂だ。部品輸送や組立ライン確立等の手間も2倍になってコストが跳ね上がるだろ。」
と一蹴されて、何処かのCEOみたいに解任されてしまいそうです。
by えがみ (2011-10-20 01:37) 

kiyo

ナツパパ さん
niceとご訪問ありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
はい、プロ以外の殆どのヒトには、進化した技術展示にすぎませんね。
ただ、ここから、来るべきEOS 5D Mark2の後継機主への期待が望めますね。
この1D Xのいくつかの機能や、その簡易版の機能が搭載されればと思います。

おー、何のカメラを発掘したんですか?
フィルム機ですよね、後で、訪問いたしますね。

hako さん
niceとご訪問ありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
ホントですよね。
本体を小型化するだけでは、NEXと同じカメラしかない状態ですよね。
ミラーレスとして先行するマイクロフォーサーズなんですから、
是非、小型軽量でも優秀なレンズ、明るい単焦点シリーズを出して欲しいですね。
ただ、辰野工場で聞いてきた話では、マイクロのレンズは、全て海外生産だそうです。

えがみ さん
niceとご訪問ありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
高画素機種は、やはり、売れないのですね。
確かに、中版のデジタルバックが直ぐ上に控えていますからね。
何事も、バランスを崩すとどうなるかですね。

でも、例のAPS-Hサイズの一億画素センサーが積まれれば、
立場は、逆転しそうですが、それはそれで、値段が莫大になりそうですね。

とはいえ、各社のフラグシップ機種には、売れるかどうかよりも、
最新のテクノロジーの見本としての位置づけもあると思います。
出し惜しみしない未来的な新機能を期待してしまいますね。
その点で、今回の1D Xは、新機軸の露出機構が気になります。
ニコンのRGBトラッキング並みに、立体物の移動を追跡できると嬉しいですね。

そして、その技術が、5D後継機などに引継がれるといいなあと思います。

リスクの件ですが、何かして失敗した方が、何もしなくて失敗した場合よりも、
責任を取らされるという理不尽な点がありますね。

by kiyo (2011-10-20 14:17) 

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