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一晩明けて。それでも、揺れは続き、甚大な被災状況の一旦が垣間見えてきました。 [E-5 & XZ-1]

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今もって、その大きな被害をもたらし続けている大震災は「東北地方太平洋沖地震」と名付けられました。
<<追加>>
当初、マグニチュード7.9と発表され、その後、M8.4、M8.8と訂正されています。
アメリカ地質調査所は、当初、M8.8と発表され、その後、M8.9に訂正されています。

さらに、本日(3月13日)、気象庁は、世界最大クラスのM9.0と発表しています。
<<追加分>>

直接的な地震による被害だけ無く、未曾有の、過去類のない規模の大津波が、三陸沖を中心とした東北地方沿岸の大小の港町に、等しく襲いかかりました。

高さ7mもある防波堤を存在しないモノの如きに、軽々と超えて、引きの強さで、根こそぎ払ってしまう。

津波の怖さは、引きにあるという話の通りです。
しかし、話に聞いているのとは、規模が違います。
いくら何でも、内陸数Kmまで到達し、高さは、ビル3F近い10m前後という大津波が、
東北地方沿岸一体という広範囲に押し寄せてくるとは、誰が予想したでしょう?

街並みがなくなり、市街地が水浸しになり、平屋の家屋だったと思われるトコロが更地になり、
多くの車が寄せ集められて引火して一晩で骸のようになり、
コンテナが無造作に転がり、船が座礁して陸地に転がり、
海原には、家屋から引きはがされた木材がマッチ棒のように浮かび、
家屋がなくなって更地となった地面やコンクリート路面は、泥水を被った状態となる。

津浪が火災を引き起こし、あまつさえ、引き寄せた可燃物をまき散らし、
燃えている家屋を引き寄せることで、火災の連鎖を引き起こす。
津浪で大火災が起きる。
そんなコトを知っていた方はおられるでしょうか?

地震、そして、津浪に弱いのは、家屋、街並み、都市だけでく、
過剰なほど、厳重に、安全を高められているはずの原子力発電所も例外ではなかったです。

安全を確保するために必要な、設備、水、電気、人員、交通、通信といったインフラが
甚大な被害を受けると、例え、設備が故障しても、二重三重の保護をする為の
緊急設備が機能しない場合がありえます。

今回は、悲しいことに、それらが重なってしまったようです。
最悪な事態というのは、発端は軽い問題だけだとしても、
それを復旧する、支援する、幾つもの手段に対して、
考えられる最悪な事態が重なり合って、本来の計画が計画倒れになってしまうことです。
酷く見えても、対処ができる場合には、問題はありません。

今回も、地震の直接的な被害で、設備が壊れ、バックアップ体制の設備も、
大規模な停電によって、外部からの電気がなく、予備のディーゼル発電設備も、
重油が切れると供に機能しなくなり、循環すべき冷却水も、水道が止まれば、
津浪の到来で、非常用の海水の取水が困難を極めます。
地震による道路の分断や、交通渋滞で、援助に来るレスキューや、
自衛隊の方々の到来も難しくなり、時間が掛かります。
通信が途絶すれば、相談すべき原子炉設計関係者への連絡や、
国の原子力保安機関への報告も、困難になります。

原子力の平和利用である原子力発電所のような、絶対に壊れてはいけない施設に対して、
どこまで、真剣だったのでしょう?

こういった大震災や、テロによって、インフラや、ライフラインが破壊されても、孤立して、
籠城したまま、数ヶ月以上(1年?)でも、安全に運転できるような設計だったでしょうか?

机上の安全だけしか、考慮していなかったとしたら、自然を、災害を舐めていたと言うことでしょう。


多くの方々による、出来る限りの捜索、生存者の探索も続いているようです。
今はもう、被災地の皆さん、災害に遭われた皆さんの健康を祈るしか有りません。

まだまだ、どれほどの方が被災され、お亡くなりになられたか、皆目見当も付かない段階ですが、
被災して亡くなられた皆さんのご冥福をお祈り致します。

一晩明けて、都営線、地下鉄メトロ、私鉄各線は、暫定的に復旧していました。
ただ、まだまだ、続く余震と言うには大きな揺れに備えて、制限速度を低く抑えての
臨時運転のような再開だったようです。

生活に直結するスーパーや、デパートでも食料品・衣料・日用品売り場は営業を再開していました。
コンビニや飲食店でも、直接的な被害は少ないのでしょうが、交通の問題で、配送が間に合わないなどで
臨時休業となるお店も多々あるようです。

関東圏の食料を支える東北地方が甚大な被害を受け、また、東北以北への交通もストップしている状況では、
生鮮食品(特にさかななど)に寄っては、今後の入荷が困難となっています。

また、多くの発電所(火力、水力、原子力)が被災して、発電力に余力がなくなった東電の依頼で、
非常時契約に乗っ取って、大型スーパー、デパートなどでは、省電力営業となっています。
個人にも、節電の呼びかけが行われていますが、元々膨大な電力を使用する工場、企業には、
改めて、更なる節電をお願いしたいモノです。

そして、駐車場の水没など被害を受けた東京ディズニーランド、ディズニーシーも、
しばらくの間の営業中止を決めています。

関東近県の多くの行楽施設も同様と思われます。
東北地方の壊滅的な被災に比べれば、多少の器物損壊や、設備の損壊・故障程度ですが、
設備の点検・修理・安全点検だけでも、そうとうの日数を必要とすると思います。

映画館などの施設も、やはり、施設の点検などで、しばらくの営業中止を決めているところが、
多いです。

3月12日、大震災の翌日、土曜の朝ということで、散策してきました。
家の近所の某T園、そして、その関連のシネマ、トイザらスなども、営業を中止していました。

その後、シネマは、シネマの本部の決定で、1週間(3月12日〜3月18日)の休業を決定していました。

特に、何一つ変わることもないと思われる光景も、普通に見られる事のありがたさを痛感します。

今回のインフラ直撃の災害も、多くのインフラの施設・設備、それを支える人達、
利用するお互いの関係によって、支えられていることを感じました。

この日の夕日は、とてもキレイでした。

XZ-1での撮影です。
1)逆光にかざされたレッドロビンの葉。
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2)朝日に当たった新芽が輝いています。
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3)ユナイテッドシネマも休館中でした。
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4)割と低空を駆け抜けていった飛行機があるようです。
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5)西武線の駅にて。
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6)近所の某T園にて。
 せっかく、来られて、ガッカリしているお子さん連れのお母さんを見かけました。
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7)広場にて。アートフィルターのドラマチックトーンですが、どこか普通でない気がしてしまいます。
P3121619_1280x960_補正済.jpg
8)日没後の夕闇の広場にて。アートフィルターのドラマチックトーンで。
P3121680_1280x960.jpg

ここから、Olympus E-5と、ED14-35mm F2.0SWDレンズ、ED50-200mm F2.8-3.5 SWDレンズ
9)夕景の西の空。
E3123682_1280x960_補正済.jpg
10)少し望遠の夕景ですが、左に、急いで飛んでいくジェット機がいるようです。
E3123683_1280x960_補正済.jpg
11)レンズを50-200mmの50mm側に替えて。やはり、相当早いジェット戦闘機でしょうか?
E3123685_1280x960_補正済.jpg
12)200mm側での最大アップです。まだ小さいですが、かなりの速度が出ている感じです。
E3123687_1280x960_補正済.jpg


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コメント 3

sig

こんばんは。
誰しもが思ってもみなかった大惨事。TVに映し出される惨状に声もありません。無事だった私たちは運がよかっただけ。日本列島の脆弱さをまざまざと見せつけてくれた今回の大地震。これが終りでないところが恐ろしいところ。この教訓を生かさなければいけませんね。
by sig (2011-03-13 17:54) 

erucat

ご無事のご様子何よりでした
by erucat (2011-03-13 21:31) 

kiyo

sig さん、
niceとご来訪ありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
あまりの震災の酷さに、言葉もありません。
地球規模から言えば、被災地と、免れた首都圏とは、誤差の範囲と言えるほど近いわけです。
ホント、空恐ろしい事態です。
今回の教訓は、防波堤の高さや強度、原発の施設の強度など、いとも簡単に、大自然に出し抜かれたわけです。
これからに活かすとすると、防波堤などのハード面では救いきれない事を肝に銘じて、
緊急避難の大切さの徹底、大津波の恐ろしさの徹底、
そして、原発に関しては、孤立無援になっても耐えうるインフラ・ライフラインの確保、
津波にも耐える電源周りの強化・耐水性確保でしょうか?
世界一の建造技術、世界一の耐震設計に胡坐をかいてしまったのだと思います。
ただ、今頑張っている自衛隊など救援作業の方のご苦労、原発で復旧にと止めている技術者、作業者の方のご努力に頭が上がりません。

erucatさん、
niceとご来訪ありがとうございます。
コメントもありがとうございます。
お互いに、無事でよかったです。

by kiyo (2011-03-15 11:42) 

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